真夜中の旧校舎
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《浮世絵町・浮世絵中学校》
“お前のスタンドは、「希望の星」だ!”
“カナちゃん。君のスタンドと僕のスタンドは、同じタイプのスタンドなんだ。”
(承太郎さん……耕太さん……。)
カナは、リクオ達と一緒に屋上で、お弁当を食べている。その際、自分に関わってくれた人達の名前を思い浮かべた。そのせいか、箸の動きが止まっている。
前者は、自分の成長を見届けた後、行方不明。後者は今も町内で、妖怪や悪霊の退治を請け負う仕事をしている。
「どうしたの、カナ?具合でも悪い?」
カナの様子を見て心配なのか、クラスメートの“巻 紗織”が声をかけた。
「ご、ごめん!私なら平気よ!それで、何の話だっけ?」
「よく聞いてくれた、家長くん!今夜、旧校舎の探検を行うのだ!」
カナの疑問に答えたのは、“清継”という妖怪好きの少年だった。
「…………今夜?」ナニヲカンガエテイルノ?ショウキナノ?
「そうだ!」
カナの冷たい視線にも気付かないのか、堂々と言い放った。
「…………やれやれ。清継くんは一度言い出したら、曲げないからなぁ〜。………ねぇ、清継くん。1つ、提案してもいい?」
「なんだぃ、家長くん?」
「私の顔見知りに、悪霊や妖怪の退治を請け負っている人がいるんだ。その人を引率者にしよう、ね?私から連絡するから。」
「うおぉぉぉ〜!家長くん、是非ともその人を連れてきてくれたまえ。」
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《小山田霊能事務所》
商店街のそばに、その事務所はあった。
1人の青年が事務所のデスクで、外の景色を眺めている。
「ふぅ〜〜ここん所は、相談事も少ないし平和で良いね。」pullpull………
ふと、携帯の着信音が鳴り響く。携帯を弄ると、カナからの着信だった。
「カナちゃんから?なんだろう………はい、もしもし。」
[もしもし、カナです。今、ご相談中ですか?]
「ううん、大丈夫。それで、どうしたの?何かあったの?」
[……あの、耕太さん。耕太さんは、浮世絵中の旧校舎って知っています?]
「旧校舎………?あそこって、よく出るって話だよね?」
[実は………私達、旧校舎の行く事になってしまいました…。それで、耕太さんに引率をお願いしようと思って…………。]
「う〜ん………うん、いいよ。それで、どこで待ち合わせとかしている?時間は?」
「ありがとうございます!待ち合わせ場所は〜。」
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〜数時間後〜
「清継くん!みんな!お待たせ!」
「遅いぞ、家長くん!おぉ、その人が!」
「うん。小山田霊能事務所所長の小山田耕太さん
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