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『自分:第1章』
『遠藤さん』

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後日、学校が終わって指定場所に行ったら、既に待ってたから遠藤さんの家に向かった。
遊鬼とは違う。
危険やと思った。


もしかして遊鬼をヤったんは遠藤さん...だったり?
でも味方っぽい言い方してたし?
とりあえず、自分が此処で殺されるのは避けたい。


差し出された拳銃を抵抗無く受け取った。

『お〜っ!ちゃんと弾入っとんやぁ〜!!ピストルやん♪本物カッコエーなぁ!!』

初めて持ったフリして、無駄にハシャいだ...

遊鬼を守る為に出来ることなんか無いに決まってる。


それでも、何かを掴みたかった。


遊鬼をヤったんが遠藤さんじゃない事は解った。


銃は、各種類、丁寧に押入に並べてた。
他の武器と一緒に。

『ごっついやん♪綺麗♪』

『ほやろ!すごかろぉ!』

自慢げだった♪


『夜、徳島に薬売りに行くんやけど行くか?』

『帰らなあかんから...』

『そっか、施設やっけ?』

『...うん』


暫く沈黙の後、遠藤さんが自身の過去を話し出した。

根っから悪い人じゃ無いのが解った。
微妙な心境...


帰り際、駅まで送ってくれて『また逢ってなぁ』って言われた。
頷いた。
バス停まで走って行った。

複雑なまま。
どうしたら良いか解らん。


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