『遠藤さん』
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後日、学校が終わって指定場所に行ったら、既に待ってたから遠藤さんの家に向かった。
遊鬼とは違う。
危険やと思った。
もしかして遊鬼をヤったんは遠藤さん...だったり?
でも味方っぽい言い方してたし?
とりあえず、自分が此処で殺されるのは避けたい。
差し出された拳銃を抵抗無く受け取った。
『お〜っ!ちゃんと弾入っとんやぁ〜!!ピストルやん♪本物カッコエーなぁ!!』
初めて持ったフリして、無駄にハシャいだ...
遊鬼を守る為に出来ることなんか無いに決まってる。
それでも、何かを掴みたかった。
遊鬼をヤったんが遠藤さんじゃない事は解った。
銃は、各種類、丁寧に押入に並べてた。
他の武器と一緒に。
『ごっついやん♪綺麗♪』
『ほやろ!すごかろぉ!』
自慢げだった♪
『夜、徳島に薬売りに行くんやけど行くか?』
『帰らなあかんから...』
『そっか、施設やっけ?』
『...うん』
暫く沈黙の後、遠藤さんが自身の過去を話し出した。
根っから悪い人じゃ無いのが解った。
微妙な心境...
帰り際、駅まで送ってくれて『また逢ってなぁ』って言われた。
頷いた。
バス停まで走って行った。
複雑なまま。
どうしたら良いか解らん。
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