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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
外伝・閑話
外伝・閑話2話 ルイズの魔法修行
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くなったの。彼等はプライドだけは無駄に高いので、父さま達にばれない様に陰で私をなじる事しか出来なかったから。そして
貴族
(
メイジ
)
の態度が変われば、使用人達の態度も変わる。
そう言った意味では、母さまが私のサポートを怠っていた事で私は平穏だったと言えるの。……母さまには、口が裂けても言えないけど。
「母さま。気にしないで。私も気にしないから」
私がそう言うと、母さまは黙って私を抱きしめてくれたの。物凄く後ろめたいのは何故かしら? まぁ、それは置いておくとして、その日は父さま宛の手紙を預かって家へと帰ったわ。家に帰った後に、何故か父さまと母さまが口論してたみたい。
口論を目撃したメイドが、すごく心配していたわ。
主
(
おも
)
に父さまを……
次にドリュアス家に訪れたのは、僅か三日後の事だったの。正直に言って、そんなに早く来る事になるとは思わなかったわ。父さまと母さまが仲直りして、物凄い勢いで領地の仕事を片づけていたから。
仕事中は、鬼気迫る物があって怖かったわ。誰かに相談したかったけど、誰も居ないって辛い。
えっと……こう言う時はなんて言うんだっけ? 兄さまに教えてもらったけど……
そうだ。ボッチ言うな!! だ。
……何故だろう。物凄く泣きたくなって来たわ。
「どんなに“厳しく”てもかまいません。ルイズに魔法を使える様にしてあげてください」
私が考え事をしている内に、母さまが兄さまに私の事を頼んだの。母さまの口から“厳しく”と言う言葉が出ていたけど、この時に私は“どんなに厳しくても耐えてみせる”と意気込んでいたわ。
その意気が……と言うか、認識がどれだけ甘いか知ったのはそのすぐ後だったの。昼食を食べ(厳しい訓練を想定して、断腸の思いで食べる量を抑えたわ)兄さまから貰った訓練着に着替えると、中庭に向かって歩く……その途中で……
「最近ギルバート様とカトレア様って上手く行って無いの?」
ドリュアス家のメイドがそんな話をしていれば、気にするなって言う方が無理だと思うの。
「そんな事無いわよ」
「でも最近は、一緒に居る所を全く見なくなってしまったわよ」
「ギルバート様もカトレア様もお忙しいから。でも、何だかんだ言って時間を作ってお会いになっているわよ」
「そうなんだ。多忙の中でも時間を作って愛を育むのか〜。憧れちゃうわ」
「でも、妹君のルイズ様の訓練で、その僅かな時間も吹き飛んだけどね」
「うわぁ。それ言っちゃうの? 一言多いわ〜。お二人はルイズ様の魔法を如何にかしようと、今まで多くの時間を割いて来たのよ。むしろ“ようやく本懐が遂げられる”んじゃない。お二人の時間も、これから増えて行くわ。……上手く行けばだけど」
「一言多いの
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