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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
外伝・閑話
外伝・閑話2話 ルイズの魔法修行
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い人間であると。
事の起こりは、ドリュアス家の別荘から家へ帰ろうとして居た時の事だったわ。
兄さまがこんな事を言ったの。
「次に来られた時に、ルイズの魔法をもう一度見てもよろしいですか?」
それは母さまに向けた言葉だったの。この場合の“見る”とは、指導しても良いか? と言う事なのは私にも分かったわ。でも母さまは、視線を兄さまと私を何度か往復した後、難しい顔をして考え込んでしまう。
そう言えば以前の母さまは、例え無駄かもしれなくても、私が魔法を使えるようになる手だてを惜しみなく講じてくれていたわ。その期待に応えられなくて、凄く申し訳ない気持ちになっていたけど。
けれど、最近は……
嫌な考えが頭をよぎる。
「カリーヌ様」
兄様が母さまに近づき、何か耳打ちをする。すると母さまは、顔を顰めて……
「分かりました。ギルバートに任せます」
そして何故か私に向き直って……
「ルイズ。ごめんなさいね」
私に謝ったの。一瞬何が起こっているのか分からなかったわ。
「ど どうして?」
そう言うのが精いっぱいだったわ。
「始めてこの別荘に来た時だったわね。……カトレアの治療法を提示された時からだから。カトレアの方ばかり気を取られて、あなたの事を放ったらかしにしてしまったわ。それだけならまだしも、カトレアが完治した後も……子供のサポートを怠るなんて、私は親として失格ね」
あの母さまが、すごく悲しそうな顔をしている。私がどんな失敗した時でも、ちぃ姉さまの治療が上手く行かない時だってこんな顔をしなかったのに。
「カリーヌ様ばかりのせいではありませんよ」
そこに兄さまが割り込んで来たけど、兄さまも何処か申し訳なさそうな表情をしてる。
「私がカトレアの治療法を提示した時に、ルイズの魔法を“如何にか出来る可能性”を示唆してしまいましたから。私が言うのも気が引けますが、カトレアの病気は公爵家が総力を挙げても原因さえ分からない程の難病でした。その治療法を見つけた私が、ルイズが魔法を使える可能性を示唆すれば、気を抜いてしまうのも仕方がないのでしょう」
兄さまが母さまをフォローしてる。そんな事をしても意味がないのに。何故なら、私は全く怒っていないから。
その一番の原因は、劣等感を感じていないからだと思う。
それは兄さまに頼まれ、ドリュアス領の街道工事の手伝いをしたのが切っ掛けね。邪魔な大岩を私の魔法で吹き飛ばし、ドリュアス家の領軍の人達に一目置かれたから。それから爆発と言う“破壊に特化したメイジ”として、周囲に知られる様になったわ。
更に私を一番見下して来る人種、私が魔法を使える様に父さまと母さまが雇う高位メイジ達も居な
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