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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
外伝・閑話
外伝・閑話2話 ルイズの魔法修行
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何を言っているの? って言うか、この生活って一ヶ月以上続くの?
「さぁ、しゃべってないで行きますよ」
この瞬間から“マラソン無間地獄”にドップリ嵌まる事になったの。
……
…………
走る。走る。走る
意味も解らないまま、ただただ走り続けるのは苦痛でしか無いわ。逃げ出したいと思うのは、至極当たり前だと思う。でも、それは出来ない。とにかく、ちぃ姉さまが恐いから。それに訓練を終えると、満面の笑みをたたえた母さまが出迎えてくれるの。
「ルイズ。本日の訓練はどうでしたか?」
その期待に満ちた目は、何を意味するか言わずとも分かるわ。
「残念ながら、まだ成果は出て居ません」
「そう。ギルバートが、きっと何とかしてくれるわ。努力は怠らない様になさい」
「……はい」
逃げるなんて選択肢は、始めから存在しなかったのを思い出したわ。それは、久しく忘れていた重圧。期待に応えなければ、捨てられるかもしれないと言う強迫観念。あり得ないと分かっていても、如何しても考えてしまう事……。
……一日。
走る。走る。走る。そして、爆発。
(虚無じゃないけど、虚無の心算で)
再び走る。走る。走る。走る。そして、また爆発。
それが、……二日。
繰り返す。(虚無じゃない。虚無の心算)
……四日。
繰り返す。繰り返す。(虚無のつもり。きょむの心算)
……八日。(……キョム きょむ? キョ む)
繰り返す。繰り返す。繰り返す。ただただ、繰り返す。
そしていつもの通り、殆ど何も考えられない状態で杖を振る。今度は爆発さえ起こらない。
「ルイズ!!」
「はイ」
「合言葉以外にも、イメージは確りと持ちなさい。もう一度」
兄さまに怒られる。だけど“どうせ失敗する”と思いつつ、小石が浮かび上がる姿を思い浮かべ杖を振ったの。
今度も爆発は起こらなかったわ。代わりに小石が宙に浮いていたの。そう。私のイメージ通りに。
「えっ?」
余りの事態に、状況を飲み込む事が出来なかったわ。
「良し。その感覚を忘れない内に、もう一度です。魔法を解除して」
「は はい!!」
反射的に指示に従い、成功した魔法を解除する。始めて成功した魔法(《爆発》を除く)であると、考える余裕すらなかったわ。そして、もう一度《念力》を発動すると、今度もちゃんと発動する事が出来たの。
「ルイズ。念の為です。その感覚を忘れない様に、《念力》の発動と解除を繰り返しなさい」
「はい!!」
これまでが嘘のよう爆発しないの。小石も私のイメージ通りに動くの。まるで夢を見ている様な気分だったわ。
「や やったーー
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