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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
外伝・閑話
外伝・閑話2話 ルイズの魔法修行
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 こんにちわ。私はルイズよ。ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。本当は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと言う名前があるけど、何かしらの式典でもなければ使わないわね。長いし。

 長い? 以前の私だったら、こんな事絶対に考えなかったわ。名前の長さは、貴族としての格に繋がるから。でも今は、そう言った事があんまり気にならなくなって来たの。兄さまが言うには「余裕が出て来たんだろう」と言う事らしいけど、当時の私はそれが良く分からなかったわ。

 でもそれは、ある事が切っ掛けで良い事だと思い知らされたの。

 メイド達が話しているのを聞いてしまったのだけど、私の事を「最近のルイズ様は、物腰が柔らかくなってカトレア様に似て来たわね。以前はエレオノール様に似て、厳しい方だったのに……」と言ってたの。これを聞いた時の私は、天にも昇る様な気持だったわ。尊敬するちぃ姉さまに似て来たと言われて、嬉しくないはずがないじゃない。……その後、以前の自分がどう見られていたか分かって落ち込んだけど。

 まあ、それは置いておくとして、今日からまたドリュアス家にお邪魔するの。……そう。“また”なのよ。

 ドリュアス家の別荘は、温泉や豊かな自然だけでなく、オペラやミュージカル、競馬等の賭け事を始めとした娯楽、狩りやフリスピードッグ等のスポーツ関係も充実して来たの。紙や染物・漆器等の美術品も認知されて来たし、何よりも食事が美味しい!!(←ここ重要!!)

 独特の生産体制を取っている所為か、牛、羊、豚、鳥……お肉類は、生産量も多く王家御用達になる程の品質よ。卵やミルクとその加工品(チーズやバター・クリーム等)も大人気。魚介類も淡水・海水問わず良質な物が獲れているみたいだし、野菜や麦等の穀物はハルケギニアでトップの品質と生産量を誇っているわ。他に塩や砂糖もトリステイン一国を十分賄える生産量だし、何と言ってもフルーツ類は王家でも口に出来なかった物が普通に口に出来る様になったの。(一部料理人からは、食の聖地と言われるまでになっているみたい)

 そのおかげか、マリアンヌ様やアンリエッタ姫様までも静養に訪れる様になったわ。結果としてドリュアス家の別荘は、王都に次ぐ社交の場になっているの。

 貴族としてそう言った社交の場に出るのは当然で、母さまは毎月の様にドリュアス領へ顔を出すようになったわ。そこまでは理解できるの。でも、ちいねえさまが学院を卒業して(事実上)嫁いだら、毎月10日以上滞在する様になったわ。いくら何でもやり過ぎだと思うの。

 最初は温泉目的で、先方へご迷惑になるのではないか心配だったけど、そうではない事がだんだん分かって来たわ。

 ヴァリエール家……私の家は、王党派に属しているの。母さまとマリアンヌ様が懇意にしているからよ。だ
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