志乃「納豆ってさ、人類の神秘だよね」
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いいだけだし」
「お、その手があった!」
それ以降は歌う事に集中した。互いにカラオケが好きという点から、全国採点の点数は始まってからすぐに白熱していた。
まず最初に、五十嵐は歌がかなり上手い。さすが、受験シーズンにも来ていただけはある。原曲に近いビブラートへの転換、女性ならではの聞こえの良い声、ほとんどブレない音程……どれを取ってもアマチュア以上のものだった。点数、順位共に好成績であり、なかなかに手強い。
曲のジャンルは主にJポップで、最近話題の曲からドラマや映画の主題歌まで、いろいろな曲を歌い上げていた。まさに俺とは反対だった。
でも、俺がアニソンやボカロを歌っていると、「神曲じゃん……」とか言っていたりと、少しだけ興味を示していた。
ここで、俺は課題曲を歌ってみた。だが、思うように上手くいかず、採点では八九点だった。もっと練習する必要があるな、これは。
それにしても、ジャンルは違えど、カラオケを一番の趣味とする友達同士で歌うというのがこんなにも楽しい事なのだと知れたのは良かった。
だって、互いを認め合える仲間なんだからな。
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