第三章 兄弟の真実編
第五話 兄妹・真実のソラ
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いない間は家事担当となっている。
とはいえ、実は料理が殺人レベルなため、料理だけはやらせなかった。
それ以外なら卒なくこなせるようになっていたので、翔はそれを任せた。
「武、春人、紗智。 おはよう」
「おう! おはよ〜!」
「おはよう、翔」
「今日も寒いね、翔」
通学路の途中で、三人と待ち合わせをして、ともに学校へ向かう。
彼らとの仲も、兄妹の件を通して、確かなものへとなった。
ただ、最近はルチア=ダルクと少しギクシャクしている。
翔曰く、どこか避けられているらしい。
それでも決して仲が悪いわけではなく、翔にとって大切な存在であることは確かだ。
井上静香は、今回の戦いを通して、更なる鍛錬を積んでいるらしい。
そして今回の事件で再会を果たした、朝我零と皇海涼香の二人。
彼らもまた自分たちのパートナーと共に、別々の学校で事件の捜査をしている。
連絡先なんかを交換しあっているため、たまにメールや電話で会話をしている。
「それじゃ行こうか、みんな」
「おう!」
「ああ!」
「うん!」
そして翔たちは、変わりのない日々を過ごし出す。
いつかは終わりを迎えてしまう日々を、大切に‥‥‥大切に過ごしていく。
友と過ごす日常、仲間と戦う日々、家族と過ごす日々。
全てが気づけば、この灯火町で生まれていった。
それを実感しながら、相良翔はまた成長して、この場所で得た大切なものを守る決意を固めるのであった――――――。
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