暁 〜小説投稿サイト〜
魔法使いの知らないソラ
第三章 兄弟の真実編
第五話 兄妹・真実のソラ
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
いない間は家事担当となっている。

とはいえ、実は料理が殺人レベルなため、料理だけはやらせなかった。

それ以外なら卒なくこなせるようになっていたので、翔はそれを任せた。


「武、春人、紗智。 おはよう」

「おう! おはよ〜!」

「おはよう、翔」

「今日も寒いね、翔」


通学路の途中で、三人と待ち合わせをして、ともに学校へ向かう。

彼らとの仲も、兄妹の件を通して、確かなものへとなった。

ただ、最近はルチア=ダルクと少しギクシャクしている。

翔曰く、どこか避けられているらしい。

それでも決して仲が悪いわけではなく、翔にとって大切な存在であることは確かだ。

井上静香は、今回の戦いを通して、更なる鍛錬を積んでいるらしい。

そして今回の事件で再会を果たした、朝我零と皇海涼香の二人。

彼らもまた自分たちのパートナーと共に、別々の学校で事件の捜査をしている。

連絡先なんかを交換しあっているため、たまにメールや電話で会話をしている。


「それじゃ行こうか、みんな」

「おう!」

「ああ!」

「うん!」


そして翔たちは、変わりのない日々を過ごし出す。

いつかは終わりを迎えてしまう日々を、大切に‥‥‥大切に過ごしていく。

友と過ごす日常、仲間と戦う日々、家族と過ごす日々。

全てが気づけば、この灯火町で生まれていった。

それを実感しながら、相良翔はまた成長して、この場所で得た大切なものを守る決意を固めるのであった――――――。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ