第一章 日常と非日常
第二話
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ルチアに迫る10の狼。
そこに彼は飛び込む。
そして溢れ出た力を今、具現化させる。
ズバァァンッッ!!
「「ッ!?」」
その場にいた、誰もが驚愕した。
白銀の軌跡が音を立て、ルチアを襲おうとした狼をことごとく薙ぎ払う。
あざやかな手さばきで一瞬にして狼たちを退けた、あまりに印象的なその姿。
白銀のレザーコートに、同色のズボンを履いた姿。
黄金色に光る瞳はまるで、全てを視ているかのよう。
白銀に包まれた少年の右手には、白く光る二尺ほどの長さを持つ一刀の刀があった。
「‥‥‥天叢雲」
彼――――――相良翔は、その刀の名を言うと、右手に持つその刀を地面に真っ直ぐ突き刺して狼男に言う。
「俺の名前は相良翔。 ここから先は、俺が相手だ!」
そう言って彼は、ルチアを背に刀をもって、駆け出した。
真夜中のソラの下、白銀に光る刃は狼男を斬らんとして迫るのだった――――――。
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