マクロスF
0689話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
もいいと思います。攻撃力の手数って意味ではオズマ隊長のアーマードパックの方が上ですが。とにかく、それだけ性能が高いので、その分値段も凄く高価なんです」
「なら、何で急にその高価なオプションパックの使用許可が出たんだ? それも、S.M.Sでは初出撃となる俺の機体に」
「勿論色々と理由はありますが、最大の理由としてはアクセル君の反応速度に多少でも付いていけるのが今のところこのトルネードパックだけだからですね。値段に関しては、S.M.Sから提供された戦闘機の解析で得た技術が予想外に高性能だったというのもありましたし。おかげで……」
そこまで言って、言葉を止めるルカ。まぁ、恐らくL.A.I辺りで何らかの機密事項に当たるんだろう。
「とにかく、VF-25Sを可能な限りアクセル君の反応に付いていけるようにチューンして、追加のエンジンを4つも使ったトルネードパック。これが今現在S.M.SとL.A.Iに出来る最大限の成果です。……あぁ、それと」
チラリ、と俺へ視線を向けてルカは口を開く。
「最大の理由として、アクセル君が腕利きだからってのもあります。アクセル君がどこで何をしてきた人なのかは分かりません。それでも、これまで一緒に行動してきて色々な意味で高い能力を持っているのは分かっています。バジュラの襲撃があった今の状況では、その力に期待させて下さい」
そう告げ、自分の機体の方へと戻って行くルカ。
その背を見送り、俺もまたトルネードパックを装備したVF-25Sのコックピットブロックに入り、機体の状態をチェックしていく。
そして……
「アクセル・アルマー、スカル5、出撃する!」
俺はこのマクロス世界では初めての実戦を経験する事になる。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ