暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
ドイツなう
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か……。礼を言う。ありがとう」
「あ、ああ。死なれちゃこっちもこまるしな……」
「何だ?」
「いや、こっちの話だ」

 ふう、と一つ溜め息を吐く。

「少年さっきの質問だが、この世界には知らなくちゃいけないことと、知ってはいけないことの二つが存在する。今回のことは知ってはいけないことだ」

 一夏の目を見ながら話す。知ってはいけないことだ、と言うと一夏は身体をビクリと震わせた。

「とはいえ、あんな間近でドンパチやってたのを見られちゃ誤魔化せないな。ブリュンヒルデ、悪いけど……」
「分かった、少し離れていよう」
「助かる」

 千冬姉さんが離れたところで一夏に少しだけ教える。

「さっきのアビスは本物だ。ついでに俺もな」

 だから……と続ける。

「大切な人を自分で護れるくらいに強くなれよ? 少年」

 そう言い残してマシンディケイダーに乗って立ち去ろうとする。

「あ、あのっ! 貴方の名前は……」
「通りすがりの仮面ライダーだ。そうだな……遥とでも呼んでくれればいいよ。じゃあな」


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 それから二年……

「道に迷うとかふざけんなよ、一夏!」
「だから悪いってば!」

 俺達は受験会場にいた。そして、入った部屋にはISが2機あった。

「何でここにISが……」
「……ああ、なんでだろうな」

 そしてISに近付いていく。

「まあ、俺たちには無縁だけどな」
「……」

 そして、手が触れる。

「え!? なんで動くんだ!?」

 さあ、物語の始まりだ。
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