暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
ドイツなう
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こうと思ってな」
「なるほど、行ってらっさい」
「おう、すぐ戻る」

 そう言って一夏は歩いて行った。…………あれ? これ誘拐フラグじゃね!? 今気づかなかったけど! その証拠にいつまで経っても一夏は戻ってこなかった。

「さあ、助けに行こうか……って俺場所知らねぇ!」

 思わぬ落とし穴だ。どうしたもんか。……………………あ、

「発信器機能つけておいた俺、マジ用意周到」

 あの時渡したホログラム通信機に、念のためって言って発信器機能をつけておいたのを思い出した。緊急時のみだからパスワードつけたけど。

「W一夏はトラブル&フラグメーカーWっと。よし」

 発信器機能が始動して、一夏の現在地を伝えてくれる。さて、どうやって行こうか。正体がバレる訳にもいかないしな。マシンディケイダーに乗っていこう。そう、離れてないし。それだと、このままじゃまずいから。

「ルナ」
「はいはーい」
「久々だな」
「成長してからユニゾンしてなかったもんね」

 そう、成長した。体格的にも、戦闘技術的にも。そろそろ実戦訓練だ。俺達は手を繋ぐ。

『私は貴方』
『貴女は俺』
『今ここに交わりて一つの神とならん』

「流石にもう違和感は感じないな」
『そうみたいだね』

 よし、一夏を助けに行くとしようか。


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「見つけた」

 一夏が捕まっている所を見つけると、俺はマシンディケイダーに乗ったまま突っ込む。

「何事だ!」

 そこには、壮年の男性が立っていて、一夏と話していた。だがおかしい。原作ではオータムが言っていたように、一夏は亡国企業(ファントムタスク)に拐われてる筈だ。しかし、この場にはこの男がいる。本来ならばここに。いや、この世界(・・・・)に居てはいけない存在。

「鎌田……」
「おや、私のことを知っているようですね」

 仮面ライダーディケイドの龍騎の世界に出てきた敵だ。こいつも《闇》の分身体か……?

「しかし、我々の計画を知られる訳にはいかないのでね」

 鎌田はそう言いながら懐から水色のカードデッキを取り出した。あれは……!

「貴方達にはこの場で私が死刑を申し渡す! 変身!」

 3つのビジョンが重なり、鎌田が仮面ライダーアビスに変身する。すると、一夏が驚いた声を出す。

「あれって、ディケイドに出てきた……!」

 一夏は俺の影響で仮面ライダーシリーズを見ている。勿論、ディケイドも見ていた。ただ、鎌田を見ただけでは気づかなかったみたいだ。さて、俺も変身するか。

「俺も死にたくないし、こいつにも死なれちゃ困るんでね。抗わせてもらうよ
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