第1章 闇艦娘の提督
第02話
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「そうだ、お前に聞きたいことがあったんだわ。響よぉ、お前、俺のことをずっと怯えた目で見てるよなぁ。それってよぉ、ズコバコを目の当たりにしちまったから、ってだけじゃねぇだろ?」
響はぎくりと身を揺らした。
提督の言うように、響はずっと提督に畏怖の念を抱きながら提督を見つめていた。
「お前、俺の闇が見えてんなぁ」
響は肩を震わせながら、囁くように声を出す。
「て、提督の……提督の身体から……黒い……黒いモヤみたいのが出てる……だ、だから……」
響は上目づかいになって、肉主砲越しに提督と話す。
「そうか、こいつは驚いたな。闇の洗礼を受ける前から、闇が見えてるってのか? やっぱり俺の目に狂いはなかったってことだなぁ」
提督はにぃっと口角に笑みを浮かべながら、肉主砲に力を込める。
すると肉主砲からぶわぁっと真っ黒いモヤが噴き出した。
「……ッ!」
響はとっさに身を引いてあとずさる。
「逃げるな!」
提督に一喝され、響は身を震わせて身体を固めた。
「響、闇から逃げんな。大丈夫だ、害は無ぇからよぉ」
提督にきつく睨まれた響は、先程までと同じように顔を肉主砲に寄せる。
黒いモヤは響の顔にまとわりつき、響の真っ白で滑らかな肌の上を滑り流れる。
「この真っ黒のはな、闇だ。オーラって知ってっか? 人体から発散される霊的なエネルギーのことなんだけどよぉ。これには大まかにわけてふたつあってなぁ。ひとつは闇、もうひとつは光だ。今お前が目にしてる真っ黒なのは、闇のオーラなんだよ。俺らはこれを闇って呼んでんだ」
提督は全身に力を込め、身体中から黒いモヤを噴き出した。
闇はまるで生き物ののようにうごめき、提督の身を包み込んでいる。
「俺はな、闇の洗礼を受けた人間なんだよ。闇の洗礼を受けるとな、闇をコントロールできるようになる。闇を増幅させたりもできるようになってよぉ……まぁ、いろんなことができるようになんだわ。でなぁ、闇ってのはエネルギーだからよぉ、いろんなもんのかわりになるんだわ。例えば、俺は1日中、24時間ずっと寝ずに起きてられんだ。飯も食わないで大丈夫、水を飲まなくて平気だ。とはいえ、俺は飯食うのは好きだからよ、きちんと3食くってるけどな。いや、あいつらに食わせてもらってるってのが正しいかぁ? 口移しでよぉ。あいつら租借までしてなぁ……まぁ、それはさておいてだ」
提督はググッと肉主砲に力を込め、太い血管が無数に浮き出るほどに硬く大きくして見せる
「俺は1日中、24時間、ずっと勃起したまんまにできんだ。しかも無限に射精できんだぜ。更によぉ、幸か不幸か、性欲が減退することもなくてよ、24時間ずっと発情しっぱなしだ。ちなみに体力も無限だからよ、24時間
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