人生最良の日から人生最悪の日へ
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ら一筋の涙が頬を伝う!あれ俺何かしちゃったか!?
「えと、これは違うんです!うれ…嬉しすぎて…ずっと、ずっと憧れてたから…」
思わず抱きしめていた、だって可愛すぎて意識とかそれ以前の問題だった気づいたら身体が動いていたんだ
「これから…よろしく、お願いします…」
「俺の方こそ、よろしくお願いします」
人の目も気にせず俺と加恋ちゃんは暫くそのまま抱き合っていたんだ、あの瞬間、間違いなく俺は幸せの絶頂にいた。
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「うぇへへへへ…」
「気持ち悪い顔してんなぁおい」
うるせぇ変態ハゲ!お前みたいに妄想彼女とお花畑ランデブーしてるわけじゃねぇんだよ!俺の場合はマジ彼女!悔しいか松田?悔しいよなぁ?
「うむ、実に不愉快な顔をしているな」
黙れエセインテリ眼鏡!正直こいつには絶対に彼女が出来た事を言っちゃいけねぇ気がする…有る事無い事噂流されそうだぜ…元浜っ末恐ろしい奴!
「幸生!おいこら!幸生ってば!…ダーメだこりゃ」
すまん…一誠すまん…っ!彼女作るなら抜け駆けなくとかお互いの彼女連れてダブルデートとかぬるい事言ってたけどよ…実は俺もう彼女出来ちまったんだ!でもお前みたいな煩悩妄想の塊には…加恋ちゃんは眩しすぎて…てへっ。
「こいつ…」
「うむ…」
「あーなんか馬鹿にしてる時にする顔だわ…」
「うぇへへへへー」
その日は授業なんて全くと言って良いほど頭には入らなかった、普段から入らないけど今日は気づいたら学園が終わっていた
帰り道一誠が彼女が云々話していたような気がしたが、よく覚えていない俺の頭の中には加恋ちゃんしかいない状態だったからなぁ…。
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あれから俺と加恋ちゃんは数日間楽しく過ごした、主に通学路で途中まで一緒に通学したり、電話やメールも毎日取り合った、本当に楽しかった
些細な話でも興味津々に聞いてくれたりさ!本当に可愛かったんだよ!
そんなある日加恋ちゃんからデートのお誘いを受けた、俺は喜んで即答
「行こう行こう!プランは任せてよ!」
そりゃそうだろ、だって大好きな彼女との初デートだしさ、俺がリードしなくちゃって思ったよ
その日から約束の日までの短い期間ではあったけど俺なりに必死でデートプランを練った、熟考に熟考の末決まったプランは俺にしては良く
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