第三十五話 Memorial Hall
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ーネル「グランドクラッシュ!!」
カーネルはビームサーベルを床に叩き込み、地を這う巨大な衝撃波をゼロに喰らわせた。
ゼロ「ぐわああああ!!」
直撃を受けたゼロは床に叩きつけられたが、すぐに起き上がる。
ゼロ「………」
カーネル「………」
互いに武器を握り締め、睨み合う両者。
そして再び切り掛かろうとした瞬間。
ルイン「そこまでだよ!!」
エックス「剣を引くんだ!!カーネル、ゼロ!!」
両者の間にエックスとルインが割って入る。
エックスはカーネルにプラズマチャージのXバスターを、ルインはゼロにZXセイバーを向けていた。
ゼロ「エックス!?ルイン!?」
カーネル「貴様ら、男同士の真剣勝負に横槍を入れるとは…!!」
アイリス「止めてゼロ!!兄さん!!」
カーネル「アイリス!?」
エックスとルインに食ってかかろうとしたカーネルは妹の声に反応してアイリスの方を見遣る。
アイリス「兄さん止めて、ゼロと戦わないで…ゼロ達は私の命を助けてくれたのよ!?」
カーネル「っ…し、しかし…」
エックス「カーネル。アイリスはあなたにとってたった1人の妹なんだろう?妹と誇り…どちらが大切だと言うんだ?」
エックスの言葉に揺らいだのか、カーネルはビームサーベルを納めた。
カーネル「…ここは引くとしよう。だが次は容赦しない」
去っていくカーネルを見つめながらエックス達も武器を下ろした。
ゼロ「アイリス、何故こんな無茶を…」
アイリス「あなた達に死んで欲しくはないから、エックスやルインに力を貸してもらったの」
ゼロ「お前達は俺が負けると思っていたのか?」
ルイン「違うよ」
アイリス「あなたの強さは私にも分かってる。でも、私はあなたや兄さんに傷ついて欲しくないの…ゼロ、兄さんと戦わないで。2人が戦えばどちらかがきっと…」
ゼロ「誰かがレプリフォースを止めなければならない…」
アイリス「ゼロ!!」
ゼロ「だが、俺もあいつを死なせたくはない。今回だって、あいつの手足を切り落としてでもお前に詫びを入れさせるつもりだった。」
アイリス「え…?」
ゼロ「あいつはどうしようもない馬鹿だが…それでも友であることに変わりはない」
アイリス「ゼロ…」
ルイン「全くゼロもカーネルも不器用だよね…」
苦笑しながら言うルインにエックスも苦笑しながら頷く。
エックス「(ゼロ…あの時のことを思い出したのかな…?)」
最初の大戦でVAVAに一方的に打ちのめされ、ルインを目の前で失ったことが堪えているのだろうか?
エックス「(そうだよね…ゼロ。大切な人を失う痛みと悲しみ…それは痛い程分かるから…)」
メ
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