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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-B砕け得ぬ闇の使徒〜MATERIAL〜
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・・・闇の書・・・復活・・・出来なかったのが・・・無念、なので、あります・・・」
残滓が空に向かって両手を伸ばした。何かを手に掴もうとするかのように。
「あとは、任せるので・・・ありますよ。・・・義の、マテリアルは・・・先に・・・逝っている、ので・・・ありますよ・・・」
そこまで言ったところで残滓の全身にノイズが奔って、指先から崩壊・・・完全に消滅した。そいつを見送った後、結界が消失し始めたから“アイゼン”と騎士服を解除。とその時、通信が入った。モニターに映るのはエイミィだ。
『こちら捜査本部のエイミィ。各魔導師、騎士に連絡。海鳴市各地に出没している闇の書の闇、その残滓の中に、特別な残滓が居るみたい。アリサちゃんが相対したのは、律のマテリアルと名乗ったようなの。外見はすずかちゃんなんだけど、性格や魔法術式名、デバイス名など本物と色々と違う、特別な残滓みたい。で、その残滓マテリアルが消えたら残滓出没数が激減するところを見ると、本件の解決方法はきっと・・・』
すぐに「あのさ、ヴィータだけど」たった今繰り広げた戦闘について報告する。アリサのそっくりさんで、名前を“義”のマテリアル。他の残滓とは違って、いま聴いた“律”のマテリアルと同様、独自の人格を持ってて、本物とは違う術式名、デバイス名を有していた、って。
『――クロノだ。特別な残滓、マテリアルという存在が居るのは明らかだ。未だに街のあちこちで結界が発生しているところを見る限り、他にもまだマテリアルが居るのは確かだろう。各自、マテリアルと遭遇した際は注意、撃破するように』
こうしてあたしらは残滓の中でも特別な存在、マテリアルの捜索・退治へと乗り出すことになった。
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