暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-B砕け得ぬ闇の使徒〜MATERIAL〜
[3/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「イジェクティブ・ファイア!」
それと同時に下方に居る偽者へ向けて火炎砲撃をぶっ放す。偽者はアイスミラーを展開して防御、爆炎と黒煙があたし達の間に発生して視界を潰す。咄嗟にしては完璧に防いでくれるじゃん、偽者め。魔法陣をさらに上に展開して跳び移る。まずは視界確保を最優先。
ボフッと黒煙の中から何かが飛び出す音がした。偽者が黒煙を突っ切った音で間違いない。上から見る限りじゃ見えない。・・・ってことは、「地上に向かって直滑降・・・!」になるわね。今度はあたしが上を支配させてもらうわよ。
「フレイムアイズ!」
≪おっしゃあ! フレイムバレットの雨あられ!≫
下方に向かってフレイムバレットを連射。火炎弾が黒煙を突き抜けて晴らしていく。偽者をすぐに発見。回り込むようにしてあたしの上を取ろうとしているのがバレバレな軌道。でもそうはせないわよ。弾幕をばら撒いてそれを妨害。この高低差を埋めさせないわ。二度とね。
「この私の、砕け得ぬ王となる私の頭より上に立ち、そのうえ撃ち落そうとするなんて・・・、許せない、許せないことですわね・・・!」
憎悪と憤怒で歪む偽者の顔。それに対してあたしは「すずかの顔をして存在してるあんたの方が許せないわ!」そう怒鳴り返して、火炎砲撃イジェクティブ・ファイアを発射。そしてまたフレイムバレットの弾幕。その後にまた砲撃。
「やっぱ敵が空を飛べるっていうのは厄介よね。360度が逃げ道だしさ・・・!」
≪少しずつだが高度を上げて来ているな≫
偽者は飛行速度の加減速を利用してあたしの爆撃をヒラヒラと避けながら徐々にあたしの居る高さにまで昇って来てた。なら、ちょこっとパターンを変えようかしらね。カートリッジをロード。
「フリンジングボム!」
バスケットボール大の火炎砲弾を1発撃つ。偽者はソレに手を出す事なく警戒しつつ回り込んで上昇を続行。良い判断。迎撃や防御をしたら確実に撃墜よ。それだけの火力を持ってるんだもん。でも残念。そんな数m離れた程度じゃ「呑み込まれるわよ?」偽者に向けてウィンクして、魔法陣から飛び降りる。“フレイムアイズ”をニュートラルのファルシオンフォームに変形させたところで砲弾が大爆発。
「きゃぁぁぁあああああ!!?」
爆炎と爆風に煽られて体勢を崩した偽物に向かって、「これで終わりよ・・・!」カートリッジ3発を連続ロードして刀身に炎を纏わせる魔力付加斬撃「タイラント・・・フレア!!」をお見舞いする。手応えあり。そのまま落下しないためにフローターフィールドを展開して降り立って、偽者の方へと視線を向ける。“律”のマテリアルは今までの偽者と同じように全身にノイズが走って、輪郭が少しずつ霧散して崩れていく。
「・・・嘘ですわよ・・・、このような・・・無様を、晒すなんて
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ