暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-B砕け得ぬ闇の使徒〜MATERIAL〜
[1/10]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideアリサ†††
「フレイムアイズ!」
≪イジェクティブ・ファイア!≫
“フレイムアイズ”の銃口から発射するのは火炎砲撃。狙うのは “律”のマテリアルって名乗ったすずかの偽者。髪もバリアジャケットも全て白色に統一した、雪のように真っ白な子。偽者はフワリと空へとジャンプして回避した。
「エレシュキガル。行きますわよ」
≪ムンムを発動≫
偽者が手に付けているグローブ型ブーストデバイス――“エレシュキガル”が淡々と返すと、あたしの周辺に氷の鏡アイスミラーが半球状に展開された。偽者の魔法ムンムって、すずかの魔法で言うリフレクティブミラーなわけか。
「避けて御覧なさいな!」
≪イガリマを発動≫
そう言って放れて来たのはフローズンバレット6発。やっぱり術式名も本物と偽者とじゃ違うのね。とにかく「あたしを包囲しようっていうのは諦めなさい」そう言い放ちつつ、フレイムバレットを同数発射して相殺する。アイスミラーの包囲はそう恐いものじゃない。もしこのアイスミラーが魔法陣だったなら別だけど。
(魔法陣っていう魔法発射体だったら、足元以外の方位から攻撃を受けることになるし)
アイスミラーの半球包囲から走って抜けたあたしは「これ、決着つくのかしら」と今後の展開を嘆く。炎と氷。空と陸。この違いがお互いの決定打を潰してくる。偽者の攻撃や防御なら突破できそうだけど、空に上がられるとちょっと厄介。空は逃げ場が多いから、あたしの射砲撃能力での撃墜は難しい。
「同じ舞台に立つっきゃないわよね。となれば・・・あたしが上るか、アイツを引き摺り下ろすか、どっちか・・・!」
「フフ。虫は虫らしく地べたを這いずり回っているのがお似合いですわね!」
≪シュルシャガナを発動≫
空から降り注いで来る冷気の砲撃バスターラッシュ――じゃなくて、シュルシャガナ。ジグザグに走って砲撃を回避しながら、“フレイムアイズ”のカートリッジをロード。
「すずかの顔で・・・」
≪ブレイズロード!≫
脚に噴き上がらせていた炎を爆破、その爆発力で一気に十数mの高さまで跳ぶ。偽者は「あらあら。虫が跳ねましたわ〜。気持ち悪っ、ですわね〜。うふふ」って驚きと見下しの感情を乗せた視線を向けてきた。ていうか、虫って言うな。
「そんな下卑た笑みを浮かべてんじゃないわよ!!」
――スピニングコロナ――
刀身に炎を纏わせた“フレイムアイズ”の柄を両手で持ち体を丸めて高速前転。急速に流れる視界の中で見えた偽者がスッと横移動したのが見えた。スピニングコロナの弱点とも言えるのがこれ、避けやすいってこと。この魔法っていうか技は、連撃の中に組み込むべき近接攻撃だもん。単発、しかも離れたところからの接近じゃ回避されるのは目に見え
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ