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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第423話】
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情の一撃――二振りのナイフは紅椿の装甲に突き刺さると、俺は起爆させ、紅椿と俺は爆発に呑まれていく――だが、事前にプラズマフィールドを展開していた為、爆発で機体は揺らぎはしたものの、ダメージは皆無であり、爆煙が晴れると同時に模擬戦終了のブザーが鳴り響いた。
先ずは一勝、残り二連勝すれば良いと思うと、俺は軽く息を吐いた。
IS学園グラウンド、模擬戦第一試合はあっさりとした巻く引きで終了。
篠ノ之は未だに負けたという事実が信じられないといった表情だ――だが、いつまでもそこに居ても邪魔なだけな為、織斑先生に降りてくる様に告げられる。
一方で生徒たちはというと――。
「……何気にあの新型もそうだけど、特別講師の人も凄くない? ナイフ二本で勝ってるよ」
「……ぅん。 篠ノ之さん有利かと思ったけど、やっぱり特別講師に呼ばれるだけあるね」
「……どんな人なんだろう? 外部の自衛隊員なのかな?」
其処らから聞こえてくる女子の声に、織斑先生は横目で睨むとピタッと声が止む。
空から親父が降りてくると、またその場で待機し、篠ノ之が戻ってくるや、織斑先生は――。
「篠ノ之、何で負けたかわかるか?」
「……たまたまです。 今回の敗北は……初見の相手という事もありますので」
「成る程。 そう言って言い訳すれば門も立つ――という所か?」
「……っ」
ギクッとした表情を見せる篠ノ之に、織斑先生は更に言葉を続ける。
「お前は少し機体性能と単一仕様に頼りすぎる所がある。 正直、紅椿の真の力等とのたうっていた様だが、私自身はお前自身、その機体性能や単一仕様に甘えてる様にしか見えん。 今のままなら、織斑同様他の専用機持ちの足を引っ張りかねん、誰かに師事を乞え。 でなければ、お前はいつまでも単一仕様頼りでの勝利しか出来ないだろう。 ……大会にはレギュレーション規定のものもある、お前自身がレギュレーションを否定しても、変わらぬこともあるのだ、肝に命じろ」
「………………」
返事もなく、真一文字に唇を結ぶ篠ノ之、織斑先生は「列に戻れ」と小さく呟くと、篠ノ之はとぼとぼと列に戻った。
「さて、二戦目だが次は――」
「千冬姉、俺が二戦目に志願――」
出席簿による一撃が、一夏の脳天にクリーンヒットする。
快晴の空に響き渡る心地好い音、綺麗に頭を叩かれた証拠だ。
「織斑先生だ、いい加減学習しろ。 出来ないのなら出来るまでやれ」
「す、すみません……」
「まあ良いだろう、とりあえず二戦目は織斑。 黒夜叉先生もそれでよろしいか?」
「………………」
画用紙に書き、又も筆談で答える親父。
【大丈
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