第1部「白黒の纏機編」
プロローグ
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あの異変からこの地は大分変わった…
大地は荒廃し、水は枯れ果て、多くの者達が命を失った。
能力《ちから》の大半を失った人から遠い存在の者達も、消えて行った者も少なくない。
生き残った者の大半は、集まり、集落を作りながらなんとか汚染されていない大地で作物を作り、明日を生きる為に必死に生きていた。
この地に希望など、縁《よすが》など在りはしないと思われた。
しかし、空から降り注いだのは光だけでは無かった。光の塊で堕ちてきた物は奇妙な機械の一部であったり、その物の全体であったりもした。その機械の中には、汚水を飲み水に変えたり、汚れた土を和らげる物、それらを動かす動力源など、生き残った者達にとってはそれは恵みだった。そして、未だ空から堕ちて来る機械を巡り、集落間での争いが始まった。
堕ちてきた機械の中には、生ある者を傷付けるには充分な物も含まれていた。能力《ちから》や魔法を使わずとも空を舞い、熱を発生させ、眩い光を出せた。その機械を使い、争い、更に生き残った者達が繁栄を繰り返した。
次第に争いを繰り返し、他集落を吸収し巨大化していった集落は、自らを「国」と名乗った。
国には絶対的な指導者が存在し、大衆を束ねた。
その様な過程で出現した「国」が2つ現れた。その名は
レミリア・スカーレットが治める国
「スカーレット帝国」
守谷神社と妖怪の山が治める国
「守矢妖人共和国」
この両国は豊富な人員、武力、資源を保有しており、大規模な争いは互いに利益にならないと判断しており、小競り合いが続いている。
勿論、この両国のどちらかに属するわけでもなく、国の領土外には集落があったり、留まらずに移動を続けたりする者もいた。
両国の膠着状態が続いたある日、空からは再び大量の光が降り注いでいた。
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