第八話:真面目な先生?
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徒達の声を聴きながら、ははと小さく笑いながら名簿表へと目をやった。
「何を言うかは皆の自由だ、好きな漫画の事でも、趣味の話でもいい。 ただ……」
そこまで言ってほんの少しだけ真面目な表情を作り出す出雲先生に、クラスの生徒達が一斉にざわめいた。
――何かタブーでもあんのか。
――さぁ……この学級だけの決まり事とか?
――いつの間にか俺のメガネにヒビ入ってんだけど……もしかしてこれさっきお前が取った時に付いたんじゃねえの? おい聞いてるのか桜花!?
……何か妙なものが混じっていた気がするが気のせいだろう。 クラス中から上がる不安と疑問の声。 それらを一身に受けながら、出雲先生はすぅと息を吸い込み――そして静かに口を開いた。
「私はスベった時の責任は取らないので、フザけたいならちゃんと周囲の空気を読むようにな」
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