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IS《インフィニット・ストラトス》〜星を見ぬ者〜
番外編『レーゲン scene1』
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ので」


そういい残すと、クラリッサ副隊長は隊舎の方へ向かった。
グレーデュント夫妻……。スウェン隊長の義理の両親で、ストライクの……ストライカーシステムの開発者。私が呼ばれたということはつまり……


「ラウラ」

「?」


不意に呼ばれそちらを向く。そこに居たのは赤髪を型まで伸ばした隊員……


「ヴェッター……」


『ヴェッター』。シュバルツェ・ハーゼの実行部隊、『(ヴィント)兵士(ソルダート)』と呼ばれるチームに所属している。ヴィント・ソルダートとはスウェン隊長、クラリッサ副隊長の推薦で選ばれた三人で構成されてる。


「あたしは認めない!」

「?」


ヴェッターは体を震わせ


「あんたがこの部隊の隊長だなんて絶対に認めない!!」

「ヴェッター……」


怒りの感情がはっきりわかる表情で、何処かへと歩いてくヴェッター。
ヴェッター、一体なぜ……ん?


「お前たち……」

「おはよう、ラウラ」

「朝から難儀ね」


茶色の髪に、頬にソバカスがある隊員と、腰まで伸ばした黒い髪の隊員。この二人もヴェッターと同じくヴィント・ソルダートのメンバー、『レーレ』と『シュトース』だ。


「シュトース、レーレ……」

「まああの娘の気持ちも解らなくもないわ。ヴェッターだってラウラと同じでスウェン隊長のお陰で変われて、ここまでこれて、尊敬以上の感情を持ってる」

「そんなスウェン隊長が突然居なくなって悲しいだと思うよ。しかもラウラがいきなり隊長だなんて、心の準備もできてなかったんだよ」

「そ、そうだろうか……」

「こればかりはヴェッターと話合うしかないわね。まあゆっくりとやっていけばいい」

「そうそう、焦る事なんてないんだよ」

「ありがとう、シュトース、レーレ」


やはりシュトースとレーレは優しい、こんな仲間と共に居れて、同じ隊に居れて私は幸せだ。











「ここが夫妻の……」


グレーデュント夫妻が居るであろう研究所へとやってきた。すると研究員の一人が私の下にやって来る。


「ラウラ・ボーデヴィッヒさんですね」

「はい」

「お待ちしておりました、それではこちらへ」


研究員に言われるとおりにその後を追う。この研究員は日本人か、顔つきがそうだからな。


「こうしていると昔を思い出しますよ」

「昔?」

「ええ、昔こうしてスウェン君を案内したことがあるんですよ」

「そうですか……」

「……あ、すいません、嫌なこと思い出させてしまいましたね」


そう謝ったが、私は別に……


「いえ、気にしていませ
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