暁 〜小説投稿サイト〜
艦隊これくしょん! タウイタウイ泊地の双子提督!
海の日シナリオ 海の日の平和な日常(三人称視点)
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
よ?』
「うっ……」
「確かにぃ、天龍ちゃんは子供達にモテモテねぇ〜」
「うぅっ…… 一体何故俺はこんな事になってしまったんだ……」
『皆の憧れる先輩だからよ、それに戦う姿がかっこいいから』

 ユウキが無表情で天龍を褒め称えると、彼女の言葉が効いたのか、落ち込んだ態度から一気に浮上した。
 頭を掻いて照れくさそうにしているが、満更でも無さそうだ。

「あ、天龍! 丁度良かったわ! もし良かったらビーチバレーをやるからネットを張るの手伝って!」

 丁度良いタイミングで、駆逐艦の一人、天竜と同じ紫色の髪をした水兵帽を被っている暁が、手を振って彼女に手伝いのお願いをする。
 天龍は「おう! 俺に任せろ!」っと意気揚々と言うと、そのまま彼女のもとへ行ってしまった。

 一方その頃。

「今日は暑いな…… だが、悪くない」
「そうかのぅ? 妾はこの暑さにちとやられて、冷たいお茶が欲しい所なのじゃが」

 初霜と同じく黒いブレザーを着た少女、若葉と和をイメージさせる服装と雰囲気を持っている少女、初春は二人で設置したパラソルの下で座っていた。

「皆が楽しそうで見ていて幸せを感じるのぅ、たまにはこんな何も無い日も悪くないのじゃ」

 彼女がそう扇子を優雅に仰ぎながら話していたその瞬間。

 ドカン!!っという、大きな爆発音が鳴り響く。
 
 見ると、駆逐イ級という深海棲艦が空高くへと舞い上がっており、そのまま星になっていった。
 どうやら初霜が地面から生えている武器を素早く取って、それを冷静にイ級へと撃ち込んで命中させたらしい。しかも二丁持ちで……

「うぅむ、良きかな良きかな」
「確かに、良い命中率だ」

 そんな二人がのんびりとそんな感想をしているとは知らない、初霜は、撃ち終えた兵器を置いてホッと一息吐く。

「ふぅ、危なかった」
「何か迷子になった敵艦がこっちへ来たみたい♪ いやー、偵察漏れがあるだなんて参った参った」
「o、oh〜、さっき何か黒い物体が空へフライしていったネ、提督、あれは何ナノデスか?」

 アリスと初霜の二人に近づくのは、巫女服のような衣装を着ている金剛と呼ばれる少女だ。
 彼女は提督であるアリスに抱きつくや、頭を撫でながら空へ消えた何かについて問いかける。
 
「えっと、敵の駆逐艦だよー、多分迷い込んだのがこっちに来たみたい。さて、アリスちゃんは質問に答えたから金剛ちゃんお離しなさい、じゃないと死ぬ」
「エー、もう少し提督を撫でたいネ! でも、提督に先にヴァルハラへ行かれると私もshockで轟沈しちゃうから、離しまショウ」
「ぷはぁー!」

 アリスはホクホク顔になっている金剛から解放してもらい、大きく息を吸い込む。
 思いっきり抱きつかれていたせ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ