第三十三話 Air Forth
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などあってはならない。頼んだぞ、わしの…世界の希望』
エックス「…はい」
正直に言うとレプリフォースを止められるかどうかは自信がない。
イレギュラーハンターとレプリフォースでは地力に差があるのだ。
自分達が基地を叩くことで何とかなっているが、世界各地に散らばっているレプリフォース軍にはイレギュラーハンターは惨敗している。
しかし泣き言は言ってられない。
自分は誇りあるイレギュラーハンターなのだ。
エックス「ありがとうございますライト博士。私は最後まで諦めたりはしません。あなたと仲間達との誓いがある限り。」
ライト『エックス…』
エックス「私はこの力を正しいことのために使います…希望のために」
強化されたバスターを掲げ、かつての誓いを告げるエックス。
ライト『私も信じているよエックス。お前がその力を正しく使ってくれると言うことを…』
ライト博士は微笑みながらエックスを見送る。
ライト『どうか…あの子に明るい未来を…』
彼の祈りはエックスには聞こえなかったが、きっと届くだろう。
エックスは急いで梯を駆け登り、戦艦の甲板に辿り着いた。
そこには無傷のフクロウルと、瀕死となって横たわっているディザイアの姿があった。
エックスはフクロウルにバスターを放ち、ディザイアから放すと、ダッシュで移動し、ディザイアの前に立つ。
エックス「レプリフォース参謀長、ストーム・フクロウルだな?」
フクロウル「……いかにも、貴様が噂に名高いエックスか…。カーネル殿から話は聞いている。その小僧を助けに来たのか?助けたところでそれは感謝などせんぞ。それどころか貴様に対しては怨みを持つかもしれんぞ?」
ディザイアと戦ったフクロウルはディザイアがエックスに強烈な嫉妬心を抱いているのを見抜いているのだ。
エックスに助けられたと知れば、感謝よりも屈辱に唇を噛み締めるのは目に見えている。
エックス「俺は彼を助ける。そして仲間を部下をこれ以上死なせはしない」
守ってみせる。
そして死なせはしない。
これ以上大事な仲間を誰1人として。
ディザイアが自分をよく思っていないのはエックスも気づいている。
しかし彼には剣を教えてもらった恩がある。
その借りは返さなければならない。
フクロウル「欲張りな男よ…。私は誇りあるレプリフォースの軍人。イレギュラーハンター共に負けるわけにはいかん!!我々をイレギュラー扱いし、敵に回した報いを受けるがいい!!」
エックス「どんな理想があろうとお前達のしようとしているのは間違っている!!イレギュラーハンター
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