第二話:始業式
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過のものがやると決まっているものだ、つまり……。
『……新入生代表・十六夜桜花君、よろしくお願いします』
何だか妙に緊張した声で俺の名前を読み上げる教頭、そして『十六夜桜花』の名前を聞いた途端一斉に俺へと注目する生徒達。
――まぁ、俺の場合入試トップだろうがワーストだろうが関係ないんだろうけどな。
ぐっとガッツポーズをする小望の「がんばってねー」と言う声を背に、俺は席を立った。 途中生徒達が俺を見て何やらヒソヒソと話していたが……こればかりはいくら気にしようとどうしようもない。 俺はなるべく脇目をふらないようにしながら壇上に上ると、マジックスクリーンの文章を読み上げた。
『新入生代表挨拶、2012年04月12日。
桜咲き、春の訪れを感じるこの日、私たちは晴れてこのアナムネシス魔導学院へと入学する事となりました。この歴史と伝統のあるアナムネシスに入学することの喜びを感じ、誇りに思うと同時に、アナムネシスの学生として恥じることのないよう、志を共にする仲間と共に成長していきたいという思いを感じています。そして、これからの学院での日々に大きな夢と希望を抱き、新しい人生の一歩を歩み始めます。
今現在の日本魔国は、イデア魔術の研究、開発等において多数の功績を持ち、魔術先進国として国際的に評価されつつある一方で未だ様々な問題に直面している所でもあります。 私たち学生はアナムネシスと言う恵まれた環境で仲間と共にイデア魔術の礎を知り、魔道に通ずる事でいずれ社会を明るい方向に導けるよう、魔術の可能性を学んでいきます。
以上、これは代表しての言葉であり、そしてこの国において魔導に携わる全ての人々の象徴である日本魔国魔王、十六夜桜花としての言葉でもあります。
最後になりますが、このような新入生オリエンテーションを挙行していただき、本当にありがとうございました。新入生を代表いたしまして心からお礼申し上げます。 新入生代表・十六夜桜花』
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