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【一発ネタ】レイフォンに憑依したオリ主が上から目線で原作をぶっ壊すお話
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ンの腕の中で涙を流すことしか出来なくなったリーリン。
さしずめ『心が迷子のリーリン(妹)は不安になるとすぐレイフォン(お兄ちゃん)の胸で泣いちゃうの』といった状態である。
こうして、その時低からぬ人口密度を記録していたはずの広場を何とも言えない沈黙が満たす。
事、ここに至り、ようやくレイフォンは周囲の耳目というものを意識した。マジで、今更……やっぱりあなた疲れているのよレイフォン。
気まずげな表情を浮かべた――そんなリアクションもまた年齢に相応しくない――レイフォンは、リーリンを無言でそっと抱え上げ、帰途を選んだ。
"心配してくれてありがとう"? "リーリンが居てくれるから僕は頑張れるんだよ"? "今日はリーリンの隣で休ませて。傍に居たいんだ"? etc...etc...
家に着くまでにリーリンを笑顔にする言葉をあーでもないこーでもないと懸命に考えながら…………。釣り看板を放置して。
その日レイフォンさんがどのような言葉を告げたのか、あるいはありとあらゆる言葉を尽くしたのか、彼の行いは定かではない。
しかしレイフォンさんの新たな苦労がこの日始まったのであることは王宮を守護する唯一ぬにの盾――門番Aの目からも確定的に明らかだった。
『負けるなレイフォン! 頑張れレイフォン!』
それが汚染獣も食わない二人の言い争いを目撃していた都市民達に共通する思いであった。
――――色々とツッコミどころ満載な幼子二人のやりとりが目撃者達によって広く知れ渡った結果、OMOIYARI運動がグレンダンを席巻することになる。結果、食料危機による死亡者数はゼロを記録するのであった。それはさほど遠くない未来のお話なのである。
◆
《始まりの夜:2》
「(――――あっ。よくよく考えたらデルクから受けた恩義ってもうあったじゃん。それも命の恩義という格別なものが。孤独(笑)だったわ)」
レイフォンはその時まではデルクを原作における育ての親としか見ていなかったのだが、実際には彼がメイファー・シュタット事件における功績第一位でありまた自身の命の恩人でもあることに気が付く。
「(命令違反を恐れず人命救助。それも、炎上する建物への突入と老成体との戦闘を恐れずに、か。うーむ……天剣とか廃貴族とかクソ陛下とかナノセルロイドとかのチート連中ばかりで霞んでいたけど、デルクって日本人的感覚でとらえるとかなりの豪傑・英雄だよなあ。これは、原作の色々とアレな行動も『豪傑だけど頭が残念な人』という解釈を採用すべきか? それにデルクの残念さがレイフォンとリーリンに伝染したと考えれば、本編は見事なストーリーだと感心するがどこもおかしくなくなるし)」
あたかもティベリウ
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