第九話:新たな仲間達
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嬉しく思うよ」
「そう言われてホッとしたよ、何しろ元教会勢力だからな」
「私個人は優秀な子なら誰でも受け入れるよ」
さっきまでのオロオロした様子とは打って変わって毅然とした様子になったゼノヴィアに少し感心する
まるで騎士みたいだな、あ!!騎士だったな
「あ、アーシア・アルジェントです、よ、よろしくお願いします」
「ああ、こちらこそ、リアスの眷属として期待しているよ」
まだ、オロオロとした感じのアーシアだったけど、しっかりと挨拶できたみたいだな
えらい、えらい!!
「さてと、久しぶりだね、ルドガー君」
「「「「「え?」」」」」
え?何その反応?俺がサーゼクス様と知り合いってそんなに可笑しいのか?
人間、一生に一回位王って名の付く人に会うだろ?
え?ないの?
「お久しぶりです、サーゼクス様一年ぶりですかね?」
「ああ、君が中々顔を見せてくれないからミリキャスが寂しがっているよ」
「すいません、こちらに慣れるのに忙しくて、でも今はグレモリー眷属になったので直ぐに会えるって伝えておいてくれませんか?」
「ああ、きっとミリキャスも喜ぶよ」
何だろう、俺がサーゼクス様と話しているとみんなが何か言いたそうな顔で見てくるんだけど?
「すいません、お兄様、あの…ルドガーとは一体どういう関係なんですか?」
「ああ、ルドガー君はミリキャスの命の恩人なんだよ」
「ミリキャスの!?あの、詳しく聞かせてくれませんか?」
「そうだね、あの日は――」
「そうだったの……ルドガー……あなたも辛い思いを……」
「ルドガー君……辛かったらいつでも僕を頼っていいからね!!」
「いつでもお姉さんを頼ってくださってかまいませんよ」
「ルドガー……お前って奴は……もっと俺たちを頼っていいんだぞ!!」
「…今度おいしいケーキ屋教えてあげます」
「うう…ルドガーさんも辛い目に合ってたのですね」
「案ずるな、ここにはお前の仲間しかいない、誰もお前を拒絶したりなどしない」
だ、か、ら、違うから!!?みんな盛大に勘違いしてるだけだから!!?
ていうか誰だよ!?迫害から逃げてる最中に誤って冥界に来たって少年は!!?
どれだけ拒絶されても人を救い続けた心優しい少年は!!?
え?ルドガーさん(笑)ですか?
嫌だな、俺の人生そこまで……いや、もしかして同じぐらい酷い?
二千万の借金を負って、指名手配されて、ミラを失って、エルのパパを殺して
兄さんを殺して――
「泣きたいときは泣いていいんですよ?」
突如感じた暖かさに驚いて顔を上げるとアーシアが俺を抱きしめてくれていた
やばい、アーシアま
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