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I want BRAVERY
13話 Cooperation
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(あっさり!?)

「達成できそうな気はしないけどね・・・」

 彩君が肩を落とす。

 達成できそうな気がしないとは、どういう意味なのだろうか。
 まだ会って一週間と共に時を過ごしたことがない私でも、彼はかなり魅力的な男性だと思う。

 それこそ、私の逆ハーの一員にしたいと思ってしまうほどに。

「そ、そうなの?」

「なんか友達止まりっていうか、なんなんだろ」

 これは好都合だ。

「きょ、協力しようか?」

 彼の眉がピクリと動く。

 私の好意に裏を感じ取ったのだろうか。

「え?」

「その代わり私にも協力して欲しいの」

 彼は一瞬何かを考えるそぶりをしたが、すぐに口を開く。

「逆ハー?」

 ピンポイントで私の目的を当てに来た。

「そう」

 なんだか驚いたような顔をする彩君。

「まぁ、それはこっちとしてもありがたい申し出ではあるね」

「じゃ、これからヨロシク」

 私は彼が私の案を受けれてくれたことに安心し、手を差し出す。

 これほど簡単にことが進んだことに安心を隠せない私。

「これからは運命共同体だね。ヨロシク」

 なんだか赤面しそうな笑顔とセリフだ。

 私は彼の手をギュッと握りながら思う。

(真田先輩・・・いつ会えるの?)

 既に私の頭の中は逆ハー計画を練り始めていた。

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