13話 Cooperation
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
」
(あっさり!?)
「達成できそうな気はしないけどね・・・」
彩君が肩を落とす。
達成できそうな気がしないとは、どういう意味なのだろうか。
まだ会って一週間と共に時を過ごしたことがない私でも、彼はかなり魅力的な男性だと思う。
それこそ、私の逆ハーの一員にしたいと思ってしまうほどに。
「そ、そうなの?」
「なんか友達止まりっていうか、なんなんだろ」
これは好都合だ。
「きょ、協力しようか?」
彼の眉がピクリと動く。
私の好意に裏を感じ取ったのだろうか。
「え?」
「その代わり私にも協力して欲しいの」
彼は一瞬何かを考えるそぶりをしたが、すぐに口を開く。
「逆ハー?」
ピンポイントで私の目的を当てに来た。
「そう」
なんだか驚いたような顔をする彩君。
「まぁ、それはこっちとしてもありがたい申し出ではあるね」
「じゃ、これからヨロシク」
私は彼が私の案を受けれてくれたことに安心し、手を差し出す。
これほど簡単にことが進んだことに安心を隠せない私。
「これからは運命共同体だね。ヨロシク」
なんだか赤面しそうな笑顔とセリフだ。
私は彼の手をギュッと握りながら思う。
(真田先輩・・・いつ会えるの?)
既に私の頭の中は逆ハー計画を練り始めていた。
************************************************
誤字、脱字、矛盾点がありましたら報告お願いします。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ