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我が剣は愛する者の為に
運命という名の縁
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だった。
少女の身長だとちょうど首辺りに剣が飛んでいく。

「あぶねぇ!!!」

俺は少女に向かって飛びつく。
しかし、後ろ崖で俺が飛びつく事で後ろに倒れた。

(しまっ!?)

気がついた時には手遅れだ。
俺と少女は下の川に向かって落ちていく。

「うおおおおおおおおお!!!!!!」

「きゃああああああああああああ!!!!!」

お互いが絶叫しながら落ちていく。
せめてこの子だけでも、と思い空中で何とか動いて少女を強く抱きしめできるだけ自分が盾になるように、状態を変える。
そのまま流れの強い川に落ちていった。
激流の中流されていくが、決して腕の中の少女を離さなかった。






次に目を覚ました時は比較的流れの浅い岸辺に打ち上げられていた。
俺は咳き込みながら、腕の中にある感触を確かめる。
先程の少女が気を失っていた。
幸いにも息はしている。
太陽の動きからしてそれほど時間は経っていない。
流れが速かったのが幸いしてすぐにここに打ち上げられたのだろう。
そのおかげで余計な水を飲む事無く無事に打ち上げられたのだ。

(でも、これって結構ラッキーだよな。
 普通なら死んでもおかしくねえな。)

自分の運の良さに感心しつつ、俺は少女をお姫様抱っこして立ち上がる。
川の近くには森が生い茂っており、現在の位置が全く分からない。
しかし、川が近くという事は村や街が川沿いにある可能性が高い。
ともかく、少女が目を覚まさない事には行動のしようがない。
適当な所に寝転がせて、俺は薪と枯れ葉などを探す。
日は結構傾いている。
このままだと夜になるだろう。
川を下って村などを探すのは明日でもできる。
今は風邪をひかないように身体を温める必要がある。
近くにある薪や枯れ葉など燃えやすい物を集めて、火を熾す。
火を何とか熾して、枯れ葉などで大きくしていくと少女が目を覚ました。

「此処は・・・・」

「起きたか?」

「あなたは・・・・」

そう言って上半身だけ起き上がって聞いてくる。
そして、少し前の事を思い出したのかいきなりこう言ってきた。

「あなた、馬鹿でしょう!
 私を助けてくれたことに感謝するけど、よりにもよって崖の方に突っ込む馬鹿がどこにいる!!」

「面目ない。」

素直に頭を下げる。
事実、あれは俺が悪い。
咄嗟とはいえもっと良い避け方があったかもしれない。
少女は俺が素直に頭を下げるのを見て、少しだけ言い淀むと。

「まぁ、助けてくれたことはお礼を言うわ。
 ありがとう。
 崖から落ちる時も守ってくれて。」

「気にするな。」

そう一言だけ言って火を大きくさせていく。
ある程度大きくなった火を維持しつつ、自
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