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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第422話】
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され、発光するのを確認すると篠ノ之に遅れて空へと躍り出た。

 そんな中、地上ではクラスメイト達がどちらが勝つかを話し合っていた。


「あの特別講師と篠ノ之さん、どっちが勝つかな?」

「私は特別講師、やっぱり織斑先生のお墨付きなら実力は相当なものだと思うもん、それに、フルスキンだけどあれって学園が独自に開発した新型でしょ? なら期待も出来そうだし」

「確かにそうだけど、篠ノ之さんの機体って確か第四世代じゃん? 性能差的に見ても篠ノ之さんが有利だし、確か単一仕様自由に使えるって話じゃん。 シールドエネルギーが何度も回復するやつ」

「あ、そういう意味でも篠ノ之さん有利だね。 ……てかさ、逆にいうと、それ頼りだよね……篠ノ之さん」

「……ぅん。 昨日の模擬戦、少しちら見してたんだけどさぁ……何回も単一仕様使ってたんだよねぇ……。 一応試合には勝ったけど、勝負には負けたって感じに見えるよ」

「……ぁーぁ、私も贔屓で専用機欲しいなぁ……」


 ――途中から専用機欲しい話に変わる女子一同。

 ひそひそ話なのは一夏に聞こえない様にするための配慮だろうか――と、そんな当人である一夏が。


「……あそこの女子、さっきから何をひそひそと話してんだ?」

「世の中知らない方が良いこともある、無闇に耳を傾けなくていいと思うぞ一夏」

「……そうか? でも、何か気になるじゃん」

「気になっても知らない方が良いんだよ」


 それだけを伝えると、軽く首を傾げた一夏は空中投影ディスプレイを眺めた。

 シグナルが点灯し、三つ目の緑のシグナルに光が点ると模擬戦が開始された。
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