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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第421話】
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取り出した携帯の画面をタップし、画像をスクロールさせていくと目的の画像が見つかったのか、俺にそれを見せる。
「……へぇ、可愛いな」
「お……?」
「む……」
モノのついでと謂わんばかりに、一夏も篠ノ之も気になったのか覗き込む様に画像を見る二人。
写し出されていた画像には、服装をカジュアルに着こなし、可愛く写っている鈴音の姿がそこにあった。
ぶっちゃけ、これだけ可愛く写っているのを見ると妹や未来の写真も見たくなる……が、二人は俺の言い付けを守るようにそういった仕事は断っている――というか、来るのがグラビア関連ばかりだと言っていた気がする。
「可愛いな、結構カジュアルに着こなしてるし、鈴音の元気よさが伝わる感じだし可愛さも出てる、正直悪くないぞ?」
「ぅ、ぅん。 ……て、てか、別にあんたに可愛いって言われて、嬉しく無いんだからねっ!」
言葉とは裏腹に、笑顔の鈴音は更に画像をスクロールさせようと携帯を弄ってると、休み時間の終わりを告げるチャイムの音が鳴り響いた。
「あ、そろそろ戻らないと。 一夏くん、有坂くんも。 確か今日は剣道部に貸し出しよね? 放課後、剣道部に寄るからまたその時に!」
そう言って教室を出ていく黛先輩――鈴音も、スクロールする手を止めると携帯を直して。
「あたしも戻るわねヒルト。 確か今日は午後からはISの合同授業だったわね。 模擬戦らしいけど……まあ、授業始まればわかるよね。 じゃあね、ヒルト。 ついでに一夏も」
「俺はついでかよ!」
そんな一夏のツッコミも気にせず、足早に教室を出ていく鈴音――と、篠ノ之がぶつぶつ何か独り言を呟いていた。
「……そうか、今日は一夏が剣道部に派遣される日か。 …………」
ピンク色の妄想でもしてるのか、僅かに頬を朱に染める篠ノ之、とりあえずそろそろ織斑先生が来るため、俺も一夏も席へと戻ると未だに妄想に浸っている篠ノ之――と、織斑先生がやって来てため息を溢し、篠ノ之の側までやって来るとゴツンッと鈍い音と共に拳が振り下ろされ、頭を抱える。
「くっ……、い、いきなり何をするのだ!!」
怒気と共に声をあげる篠ノ之は、殴った張本人を見ると顔が青ざめる。
「もうとっくに授業は始まっている。 さっさと席へ戻れ、それと篠ノ之、織斑もだが反省文の提出は今日の放課後までだ、忘れるなよ」
「わ、わかり……ました」
すごすごと頭を擦りながら席へと戻る篠ノ之、一方の一夏も反省文に関して頷くと、織斑先生は教壇に立ち――。
「さて、今日は近接格闘戦における効果的な回避方法、及び距離の取り方についての理論講習を始める、教科書の
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