ターン10 ノース校と選ばれし戦士(後)
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う。
「いやだ、って言ったら?」
きっぱりと拒否。それに対し、無言でデュエルディスクを起動する鎧田。まあ、そうなる気はしてた。
「………手荒なことはしたくなかったんだけどな。お前も光の結社に入れば、きっとすべてがうまくいくはずだ」
「喧嘩上等、ってね。ちょっと手荒になるけど、ガツンと勝って元の鎧田に戻したげるよ………辺りはこんなに暗いし、ギャラリーだって一人しかいない。だけど、中堅副将飛ばしての大将戦と洒落込もうか!」
「「デュエル!!」」
「先行は僕だ、本気で行くよ!」
初期手札5枚は、3枚の最上級モンスターと2枚の魔法カードというなかなか偏ったもの。だけど、すぐに分かった。これは、このデッキが僕に応えてくれた形の1つ。今の僕が先行1ターン目に出すことのできる中では、最高級の初手だ。
「手札から爆征竜−タイダルの効果を使用、手札の水属性とこのカードを墓地に送って、デッキのモンスター1体を墓地に。この効果で手札の青氷の白夜龍とデッキの地縛神、チャクチャルさんをまとめて墓地に送るよ」
これで仕込みは整った。あとは、一気に仕上げるだけだ。
「フィールド魔法、ウォーターワールドを発動。そして魔法カード、ソウル・チャージ!僕の墓地のモンスターを任意の数だけ蘇らせることができる代わりに、1体につき1000のライフとこのターンのバトルフェイズを犠牲にしなくちゃいけない。だけど今は先行1ターン目、そんなもの構うもんか。来て、青氷の白夜龍!七つの海の力を纏い、穢れた大地を突き抜けろ……地縛神 Chacu Challhua!」
神秘的な青い光をほのかに放つ、澄んだ氷のドラゴン。黒と紫のコントラストが印象的な、僕にとっては基本いい人なシャチの神様。高い攻撃力と強力な効果を併せ持つ、僕のデッキの中でも1、2を争う実力者たちだ。
だけど、ただ喜んでばかりはいられない。墓地からいきなり現れた2体のモンスターの代償として、僕の体から2つの光の球がとびだしてそれぞれに吸収される。心配そうにこちらを見る2体に大丈夫だ、と手を振ってみせる。別に闇のデュエルってわけじゃないから、肉体的な痛みはない……はずだしね。
青氷の白夜龍 攻3000→3500 守2500→2100
地縛神 Chacu Challhua 守2400
清明 LP4000→2000
「ほう?」
「まだまだいくよ、チャクチャルさんの効果を発動。自身のバトルを放棄することで1ターンに1度、相手に守備力の半分の数値分ダメージを与える!ダーク・ダイブ・アタック!」
「おっと、手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動だ。このカードを捨てて、エンドフェイズまで相
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