暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二話〜訓練
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
けてくる。


「………ああ。アンタも俺らに隠してることがあんだろ?マスターよぉ」
「さすが、伝説の英雄、隠し事なんてできんってか。でも……これは教えられん。まだなのはちゃん達も知らんことやからな」
「そうか……いいさ。これ以上は聞かねえよ」


は少しの間マスターを見つめるとそう言って後ろを向いた。


「ランス!?」
「隠してることは大体わかる。この部隊の成り立ちのこと、だろ?」
「……そうや。ほんとにかなわんなあ。士郎もわかってたんか?」


隠してるつもりだったらしいこの部隊の成り立ちのこと。
組織にいる以上付きまとう権力争いを掻い潜る様にエリートだけを集めるなど普通は不可能。
ならばそれだけの秘密がある部隊である事などは容易に想像がつく。


「私はとっくに気づいていた。魔法の話をした時、部隊についての説明が簡潔すぎだ。ほかの部分を丁寧に話していたのに、そこだけ触れないのは明らかに秘密があるって言っているようなものだぞ」
「あちゃ〜、やってもうたな。でも、これで信頼関係も築けるやろ?」


そう言ってマスターはニヤリ、という表現がぴったりな笑みを浮かべる。


「そうか、最初からそれが目的か。本当に凛みたいなことをするな、君は。ならば、令呪の使い方について、少し補足しておこう。基本的には私たちサーヴァントの支援のためにマスターが使うものだ。能力底上げ、遠距離召喚などのことが出来る」


興味がわいたのか、子供のように食いついてくる。


「遠距離召喚って、どんなや?」
「自分のもとに一瞬で来させたり、反対に指定場所まで一瞬で行かせることも可能だ」
「それはすごいなぁ、じゃ、さっそく女風呂に………」
「「令呪を遊びで使うなああああああああ!!!」」


このマスターに遊ばれなくなる日は来るのだろうか……そう思ったサーヴァント二人であった。




side スバル


父さん、ギン姉、私たち四人が六課に来て1週間。一日遅れの士郎さんランスさんの二人は結構六課に馴染んでるみたいです。
ランスさんはフェイトさんに何かを言っては顔を赤くさせて、そのあと追いかけっこしてるか、どこかにフラフラ出歩いてるか、訓練してるか。
士郎さんは、厨房にいるか、八神部隊長にいじられてるか、訓練してるか。あっ、士郎さんは料理がすごくうまいから六課の食堂でも働いてるんだ。
士郎さんもランスさんも、女性隊員からの評判がいいそうです。あたしもいい人たちだと思う。でも、その話をしたとき少しだけなのはさんとフェイトさんが面白くなさそうだった。ティアに念話で聞いたら、
『あんたって鈍いわね〜』といわれてしまった。なんでだろ?二人はわかりますか?
しばらくは24時間勤務なので帰れそうに
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ