暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第三十一話 Cyber Space
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ックオン!!」

クジャッカーの放った照準器のような物がエックスの全身を包み込む。

クジャッカー「私の攻撃は決してあなたを逃がさない。エイミングレーザー!!!!」

エックス「ぐっ!!」

クジャッカーの尾羽から放たれる光線がエックスを貫いていく。

エックス「ぐっ…くそっ!!」

何とかクジャッカーの攻撃から逃れようとダッシュでその場を離れようとするエックスだが…。

クジャッカー「無駄よ!!私の攻撃からは逃れられないわ!!軌道修正!!」

クジャッカーの放つ光線はエックスが移動する方向へ軌道修正し確実に命中してくる。
断続的に浴びせられるクジャッカーの攻撃に堪らず倒れ伏すエックス。

クジャッカー「これで終わりよエックス!!」

とどめの一撃を放とうと、エネルギーを集中した瞬間。

ソニア[駄目ーーーっ!!]

クジャッカーに向けて火炎弾と凍結弾、電撃弾を浴びせるサイバーエルフ・ソニアの姿があった。

クジャッカー「な、何者なの!?」

各属性の無数の弾丸にたまらず後退するクジャッカー。
エックスとクジャッカーの間に入り、エックスを守るようにクジャッカーを睨む。

エックス「ソニア!?何故此処に!?」

部屋に置いてきたはずのソニアが何故此処にいるのだ。
エックスの疑問にソニアは母親譲りの満面の笑みを浮かべる。

ソニア[エックスおとーさんのデスクの端末からサイバースペースに来たんだよ!!]

思い出した。
ソニアはサイバーエルフでクジャッカーに近い存在だ。
サイバースペースはソニアにとって庭同然。
つまりここまで来るのはたやすいだろう。

クジャッカー「フッ…フフフ…どうやらイレギュラーハンターにも切り札があったようね。似た者同士会えて嬉しいけど残念だわ。この空間は私が支配する絶対領域。ノコノコ入り込んできた時点で死地に飛び込んで来たも同然である事…思い知らせてあげるわ」

照準機がソニアを包み込むとエイミングレーザーが襲い掛かる。

エックス「ソニア!!」

ソニア[大丈夫だよエックスおとーさん]

突如エイミングレーザーの軌道が逸れ、見当違いの方向に飛んでいく。

クジャッカー「!?」

目を見開くクジャッカー。
確かにロックオンしたというのに狙いが逸れた。
エイミングレーザーを何度も放つが、狙いが逸れて見当違いの方向に向かう。

クジャッカー「どういうことなの…!?まさか!?」

ソニア[へへーん]

エックス「ど、どうなってるんだ…?」

百発百中の命中率を誇ったエイミングレーザーがソニアに全く当たらないことに疑問符を浮かべるエックス。
答えは憎々しげにソニアを見遣るクジャッカーが教えてくれた。

クジャッ
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