派遣社員になった訳だが……どうしよう
22話
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か気恥ずかしいんだ。
ロシアの墓参りがどういうものかは知らないが、俺は花束と適当な菓子、酒瓶、それとぬいぐるみを店に立ち寄って買ってから、支部でサカキから渡されたスーツに着替える。
どうせだ、サングラスもかけてしまえ。確かに金色の眼は少々目立っているようだからな、店でも店員に見られた。
さて、確か集団墓地はこっちだったな。
「マキナ少尉ですか?」
ふいに後ろから呼び止められた。
「ああ、そうだが?なっ!?」
「サカキ博士から道案内をするように言われた、アリサ・イリーニチナ・アミエーラです」
なんでこうなるんだ!!
イザナミといいサカキといい、俺がいい方向に評価を改めた直後に台無しにするようなことを!!
……はぁ、でも今回はサカキは善意でやったんだろうな。原作なんぞ知るはずもないんだからな……
「わざわざ、新型神機使いにご足労願うような事じゃないだろ?大丈夫だ、自分で行く……って、日本語喋れるのか?」
「はい、極東支部への異動が決まっているので習得しました。それと道案内でしたらお気遣いなく、私もそのつもりでしたんで」
ああ、そういやこいつも両親を喰われたって設定があったな。多分、あの時助けられなかった幾つかの街にいたんだろう……
「…………悪いな」
「え?何か言いましたか?」
「いや、なんでもない。じゃあ、そういうことなら頼む」
「はい」
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