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魔法科高校の有能な劣等生
夜道
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配してくれている風華に心配をかけまいと言った言葉なのか真実なのか嘘なのか。
でも俺はそれが本当の自分の言葉で言った言葉だと思いたい信じたい。

「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」

今度は何も風華は言わなかった。
また、ありがとうございますとかそんな事ないですよと言って来ると思ったが無言だった。

「零、そろそろ無月家に着くぞ」

前に先導していた影からの言葉に俺は前を向いた。
今、現在の時間帯は不明だが辺りは暗く視界が悪い。
時間は六時以降とまでは断言出来るが実際が何時なのかは解らない。

「後はこの道を一直線に行けばゴールインってところだ」

影は前に指を指し目的地無月家に歩き始める。
その歩きはまるで少年が冒険に向かっている途中みたいな感じだった。

「楽しそうだな」

「楽しい?
ま、確かに楽しいと言えば楽しい方かな」

「楽しい方?
この状況がお前にとっては楽しい状況なのか?」

もしこの状況が楽しいと言って来るのなら俺は理解し難いとしか言えない言いようがない。
夜の山道に(無月家の庭)歩きにくい道程、体調の優れない女の子
こんなシュチュエーションは滅多にない。
いや人生に一度あるか無いかの中途半端なシュチュエーションと言える。

「お前は夜に友達と歩くの楽しくないか?」

「?」

夜に友達と歩くのが楽しい?
また理解出来ない解らない事を影は言ってきた。
そんな言葉にオレはどう返答すればいいのか判断出来ず沈黙と言える無返答

「夜に友達と歩くって思うと探検、冒険に行ってると思えてさワクワクするんだよ。
これから何処に向かうのかと目標があればもう最高だな!」

無返答に影は無視し答えた。
その答えは一人の少年として普通の返答なのか影だけのオリジナル回答なのか。
どてらでも問題ないのだが俺は影が影らしい返答たど思った。
何時も明るく笑顔でその場、その場を楽しく盛り上げ誰とでも友達になれる少年
それがオレの親友、無月 影なのだ。

「よく俺には解らんが。
確かに友達と一緒に歩くのは、嫌いじゃない」

何故か照れくさかった。
そんな恥ずかしい事を言った覚えはないのに心臓を鼓動を強み血液の流れは早くなり顔が赤くなるのが自分でも理解、判断出来た。


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