暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『高校生活』
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

ムカつく。

チャイムが鳴って教室に帰った。

3年には、それ以降特に何も言われんかった。


悪ぶりたいわけでもない。
偉そうにしてるつもりもない。
元からこんな性格。
捻れてるだけ。
何言われてもどぉでも良い。
やりたいようにやってるだけ。


別にこれくらい迷惑かからんやろ?
少しくらい自由で居らしてや。
せやないと生きていけん。
これくらいのワガママ可愛いもんやろ?
職員が校則の在るべき意味をハッキリ生徒に言えんのが悪い。
3年に自由にされてるんやから職員も立場無いよな?
笑える。
腐った学校。


『社会に出たら社会のルールが在る』

『学校のルールが守れん奴は社会のルールも守れん』

『あかんもんはあかん。ルールは守る為に在る』

だから?
聞き飽きた。
そんなん知ってる。
論点其処ちゃうし。

『何故此のルールが必要なのか述べて下さい』に対しての答えを下さい。

それに、社会とかルールとか煩いけど、零那はどっちにしろ『非社会的人間』やから、社会に出るには不適合者なんです。
申し訳ない。
最初から秩序を乱す存在なんです。



職員になる為の勉強って、資格が要るから最低限の頭は必要なんやろうけど...

生徒との関わり方、納得さすだけの説得力、視点や論理や話術...そんなことも必要やと思うけど?

担当教科だけ授業してスグ帰る職員は別にしても、担任や生活指導職員は勉強だけ出来てもあかん思う。

違う?変?
おかしい?


あっ、でも、生徒を大事に想い、向き合う努力をするような職員が居らんから意味無いか...


勉強だけ教えれば良いってのが職員の仕事なら、そのうちロボットがしてくれるようになるよ。


心が通わんなら接する意味が無い。
人間、好き嫌いはある。
零那は其れが極端。
それでも相手が本気で解ってくれようとしてるなら、零那も本気でぶつかる。

基本的に嫌いな人ってのは、相手を解ろうとする努力を怠ってる人。
人間の本質を見る気が無い人。
ノリと上辺で生きてる人。
理由は解らんけど本能で危険を感じ、血が騒ぐ人。

そんな人達は関わりたく無い。


学校だって、別に嫌いじゃ無い。
出来るなら楽しく過ごしたい。
生かされてるなら生きるしかないんやから...


零那がこんなんやから寄ってくる人間は限られてる。
外で他校の子とばっか遊んでた。
居場所は其処。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ