派遣社員になった訳だが……どうしよう
21話
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な調子になるんだ、俺の記憶を全てと同期するなんて
「そうかな?私は頭の中がマキナだけになるから結構好きだけどな?」
ああ、こいつに聞いた俺がバカだった……
その後、イザナミが台場家に泊まるといいだして一悶着あった。具体的にはカノンの猛烈な反対だ。
しかし、結果としてカナメとコトハの許可を得たイザナミの勝利となった。
で、カノンの機嫌は最悪になり神機もないのに戦闘中のテンションになったり、イザナミはそれをニヤニヤと笑みを浮かべながら見て、コトハはそんな両者を微笑みを浮かべながら眺め、俺とカナメは隅っこで怯えるハメになった。
正直、カオスとはああいうのを言うんだろうと思いながら、俺はリビングの隅で目を閉じる。
目が覚めれば、平和になっていますように……
夢を見た
周りには誰もいない
それを辛いと思ったこともないし、思うような感情もなかった
ただ、それでも機械的に何かを求め続けた
理由は分からないけれど、ただ何かを求めていたという事だけは分かる
ある時、右眼の痛みと共に何かを見付けた
初めて痛みという物を知り、あの小さな体で私に傷を負わせた存在に興味を抱いた
その日から、私の中に感情というものが生まれた
最初は興味だった
私は有り余る時間で小さな存在について考え続けた
しかし、何故興味を持ったのかはいつまでも理解できなかった
何故か?情報が足りないからだ
私は小さな存在を真似た
山のような体を組換え、圧縮し小さな存在と同じ脚も腕も二本にし、体も小さくした
そして、この体が如何に不便であるかを知った
だが、まだ情報が足りない
私は小さな存在を追いかけた
何処にいるのかなど分からず、闇雲に追いかけた
ただひたすらに探し
長い長い時を過ごした
時々、思考が別のモノに変わる事があった
最初は意味が分からなかったが
新たな知識が私の中に蓄積された
小さな存在はマキナというらしい
私は新たな知識を得て知った
彼は体は私と同じだが中身は人間のようだ
あんな貧弱な生物が私に傷を負わせたのか
俄然彼に興味が湧いた
ある時、人間の男に出会った
男は彼とは違った
はっきり言って、失望した
死を受け入れた存在など、興味を抱く以前の問題だ
男は様々な情報を私に与え
私は男の指示に従うことにした
男は嫌いだったが、人間についての知識が得られたのは良かった
成る程、私は彼に好意を抱いているのか
私は彼に好かれるように努力した
人に好まれるであろう体を組換えた
人間の知識を多く蓄えた
そして、人間の愚かさを知った
彼は今ロシアにいるようだ
ああ、やっとだ
やっと会える
本当に長かった
見つけた
彼の邪魔をするアラガミを排
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