日常の中の無限変幻
東方変形葉32話「弟子入りの猫耳少女」
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ったりする。
「さて、鍛練を始めるよ。その前に、姫雪ってスペルカードを持ってる?」
「うん、今2枚あるよ。」
そーなのかー。
「じゃあ、当たりそうになったらそのスペルカードを使ってもいいこと。最初は10分間!始め!」
6畳くらいの大きさで、建物2階ぐらいの高さの結界を張る。結界は、“可視の変化”で見えるようにしているので、色つきのガラスみたいになっている。“空間の変化”で、俺が唱えたスペカが結界内で効果を発揮するようにしている。さて、スペカを唱える。
変化「須臾の乱れ」
まずは一番簡単なスペカから。
「おっと、わあっ!危ないっ!」
う〜ん。読みが足りないというか、そもそも読んでいない。感覚でよけているだけみたいだ。
「弾の動きをもっとよく見るんだ!」
せめてこの程度の助言はする。
「はいっ!」
空をふわふわ飛び、しっぽを揺らしながらするりと回避している。うん、さっきより動きが良くなった。呑み込みが早い。
「よし、じゃあレベルを少し上げるよ!」
不読「風に舞う桜吹雪」
ピンクの弾幕がひらひらと舞うように飛んでいる。
「んっ!ひゃあっ!」
少々危ない気もするが、声を上げながらもよくかわせている。
「レベルアップ!」
狂変「皆既月食の紅き月」
真っ赤な弾幕が姫雪に襲い掛かる。しかし、ものの見事にかわしている。どうやら、こういう才能はあるみたいだ。言われたことを理解し、実行に移せる才能が。間違いない、この子は鍛えればどんどん強くなれる。
10分たった。一度もスペカを唱えることなく、かわして見せていた。
「よし、10分経過!休憩!」
「お茶ど〜ぞ!」
「ど〜ぞ!」
人形たちがお茶を入れてきてくれた。
「ありがと。ふう〜」
姫雪は心地よいくつろぎの息をした。そうだ、この子のスペルカードを見てみたい。
「ね、スペルカードを俺に使ってみて。」
「えっ!?」
「俺が弾幕をかわすから、それを見て少しでも見本になれたらと思うからさ。」
「うん、わかった。じゃあ使うね。」
矢符「マシンガンアロウ」
無数の弾幕が、めちゃくちゃに飛んでくる。少し避けづらいが、この程度なら余裕でかわせる。
「すごい!このスペカで全部避けられる人なんてほとんどいなかったのに!じゃあ次!」
超兵器「インドラの矢 〜未完成〜」
弓がないため、雷の矢が放てないため、それに似たてた大きな矢の弾幕が飛んでいく。模擬とはいえ、すごい威力だ。だけど読みやすい。すいすいよけていく。
「すごい!参考になったよ!」
「ああ、ありがとう。さて、もうひと頑張りしようか。」
「うん!」
2時間が過ぎた。もうへとへとのようだ。
「よし、今日はここまでにしよう。」
被弾数はた
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