日常の中の無限変幻
東方変形葉32話「弟子入りの猫耳少女」
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うになってきた。
「・・・仕方がない。君の実力とかを見て判断しようかな。あ、能力は持ってるの?」
「はい、私の能力は“あらゆる矢を放つ程度の能力”です。弓さえあれば大丈夫です。」
ふ〜ん、なるほど。雷の矢とか炎の矢とかをその場で作って放つのか。
「それで、肝心の弓は?」
「まだ作っていません。」
・・・ありゃま。
「まずは弓を作るところからかな。あ〜、弓ってどうやって作るんだっけ。」
頑丈な木から削って作るんだっけ?固い木って何がある?栗の木とか固いけど。あ、いいこと思いついた。
「俺の友人に、弓を武器とする人がいるからその人に聞いてみるよ。」
そう、弓を持っていたのは永琳だったはずだ。
「本当ですか!?やったー!」
ぴょんぴょん跳ねて喜んだ。その姿は幼い子供を連想させた。
さて、後で頼みに行ってこようか。
「とりあえず中に入ろう。寒いだろ?」
「そ、そんなことはへくちっ!」
言わんこっちゃない。正直、俺も寒い。
「・・・では、お言葉に甘えます。」
顔を赤くしながら言った。
「・・・そういえば、あなたの名前と能力を聞いていません。」
「ああ、失礼。俺は葉川裕海。能力は、“変化を操る程度の能力”だ。」
「わたしは綺羅星人形!きらちゃんって呼んでね!能力は、再生を操るよ!物限定だけど。」
「わたしは蛍石人形!ほたるちゃんって呼んでね!能力は、域を操るよ!なかなか使い道来ないけど。」
俺に続いて人形たちも自己紹介をする。
「皆さん、よろしくです!!」
元気のいい子だな。
「それで、どういった形で鍛錬をさせてもらえるのでしょうか。」
う〜ん、なんだか使い慣れていないのか、敬語なんだけど妙に違和感があるな。
「その前に、別に敬語じゃなくてもいいぞ?俺は人間だし、年も20にいってないからな。」
不老不死同然の俺がいえたことか知らないが。
「そ、そうなんだ。じゃああまり使わないようにするね。あ〜、安心した。」
安堵する様子はとても可愛らしく、へにゃ〜っとソファーにもたれかかっていた。
「で、鍛練方法だけど。俺が結界を張るから、その結界の中の弾幕をひたすらかわしていくんだよ。」
「なるほど〜!ところで、その弾に当たったらどうなるの?」
「死ぬ」
「ええっ!?」
「嘘。まあピリッとほんの少し痛いだけ。・・・浴びすぎたらすごい痛いけど。」
まあそれでも死にはしないだろう。多分。
「私、がんばる!じゃあ早速おねがい!」
「あ、いや、昼ご飯を食べてからにしよう。」
ぐう〜っと、姫雪のお腹から聞こえてきた。雪姫は真っ赤になってお腹を押さえた。
「うん、そうしよう。」
昼のメニューは、寒いのでグラタンにした。
「わあーっ!おいしい!」
「それはよかった。」
得意料理の一つだ
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