マクロスF
0685話
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なのだろう。
マクロスの世界とは言っても、更衣室とかは変わらないよな。
そんな風に思いつつもきちんと着替え終え、EX-ギアの様子を確認する。
さすがにVFにも対応しているだけあって、S.M.Sで使っているものと比べても殆ど変わらない。まぁ、その殆どって部分が民間用と軍事用の違いなんだろうが。
「問題無い。S.M.Sで使っているのとは殆ど同じ感覚で使える」
「そうですか。じゃあミシェル先輩達のところに連れていきますけど……僕とミシェル先輩がS.M.Sに所属しているってのは言わないで下さいね」
「……秘密にしているのか?」
「はい、色々と事情があって」
申し訳なさそうに下を向くルカを見れば、それを断る事は出来無いだろう。そもそも俺が今回の件を引き受けたのは、機体の件でルカに対して骨を折って貰っている礼をする為だ。それに、別に人の秘密を言い触らすような趣味の悪い真似は好みじゃないしな。
「OK、分かった。取りあえずS.M.Sの件は秘密にするとして、じゃあ俺との関係はどう説明するんだ?」
「あ、別に秘密にするのは僕とミシェル先輩の件だけでいいから、アクセル君はS.M.Sの所属ってのを隠さなくてもいいと思います。というか、ミシェル先輩が既にそうやって皆に説明してましたし」
「……まぁ、お前達がそれでいいのなら俺は構わないが」
そんな風に会話をしながら進んで行くと、やがて校舎の屋上へと到着する。
「ミシェル先輩、アルト先輩、アクセル君を連れてきましたよー!」
その声と共に、その場にいたミハエル、それと他の数名の男達の視線が俺へと集まる。
そんな男達の中でも、ルカが笑みを浮かべて話している相手。それこそがアルトとかいう男なのだろう。
……何と言うか、異様に美形な感じの男だな。
それが、俺が早乙女アルトを相手にして最初に感じた第一印象だった。
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