暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0685話
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すぐに来て下さい。学校側には話を通しておきますので』
「了解」
『待ってますね!』

 嬉しそうに叫び、そのまま通話を切るルカ。
 その様子に小さく溜息を吐き、俺もまた使っていた携帯の電源を切る。

「って事で、これから美星学園に行ってくる。……あぁ、それと折角だしこのチケットもついでにやるよ。お前の妹の友達辺りでも一緒に招待してやるといい」
「本当か? ランカの奴も喜ぶだろうな。悪い、アクセル」
「何、どのみち機体の件でルカには色々と迷惑を掛けているしな。この程度で幾らかでも借りを返せるんなら、それ程悪い選択じゃないさ。それに、以前にも何度か言ってるが、俺は歌は得意じゃないしな」
「……前々から気になっていたんだが、お前の声ってファイヤーボンバーのメインボーカルの熱気バサラに似てるんだよな。頑張って歌の特訓をすればそれなりにいい所までいけそうな気がするんだが」
「残念ながらその気は無いな。じゃ、そういう事で」
「俺の歌を聴けぇっ! とか言ってくれないか?」

 そんな風に寝言をほざいているオズマに背を向け、そのまま部屋を出て行く。
 ……まぁ、熱気バサラとアクセル・アルマーは声優的に同じだからな。まさか版権スパロボじゃないこんな場所で声優ネタが出て来るとは思わなかったが。





「アクセル君、こっちこっち!」

 美星学園の校門前までやって来た俺を、ルカが手を振って出迎える。
 笑みを浮かべてはしゃいでいるその様子は、とてもでは無いがL.A.Iの特別技術顧問だったり、あるいはS.M.Sの中でも精鋭であるスカル小隊の電子戦を任されている人物だと思えない。

「で、これからどうするんだ?」
「まずは今回チームを組む先輩達に、アクセル君の実力を見せて上げてください。皆、僕やミシェル先輩がわざわざ呼んだ人物だって事で一応納得はしていますが、やっぱり実際にその腕を見せないと完全に納得は出来ないでしょうから」
「民間用のEX-ギアについてはそっちで用意してるんだよな?」
「勿論です。すぐに着替えてきますか?」
「ああ、手っ取り早くこっちの技量を見せるんなら少しでも早い方がいいだろ。俺としてもシェリルのライブチケットを無駄にしたんだから、絶対に失敗はしたくないし」
「ええっ!? シェリルのライブチケット、手に入ったんですか!?」

 学園の中を進みながら会話をしていたのだが、ルカの大声が響いて周囲にいる生徒達の視線がこっちへと集まる。

「幸いちょっとした幸運があってな」
「いや、ちょっとしたどころじゃないですよ。思いっきり凄い幸運ですから。……あ、ここで着替えて下さいね」

 更衣室らしき場所に案内される。その更衣室の中には、民間用のEX-ギアが入っているケースが置かれていた。これが俺の分
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