暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0685話
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シェル先輩、アクセル君がOKですって!』
『うわ、本当にアクセルを使うつもりなのか? 一応あいつはパイロット養成コースの生徒でも無ければ、そもそも美星学園の生徒でも無いんだぞ?』
『しょうがないじゃないですか。本番で参加予定だったグスタフ先輩が怪我をしたんだから。かと言って、他の先輩達を連れてくるにしても、コンサートはあと数日ですよ? こんな短時間で僕達の動きに合わせるのが無茶なのはミシェル先輩も分かってるんじゃないですか?』
『そりゃまあなぁ。途中転入して俺達に食らいついてきている、アルトみたいなセンスを持ってる奴がそうそういるとは思えないのは事実だが……』
『ならしょうがないでしょう? アクセル君の力量があれば、僕達の動きに合わせるのもそう難しく無い筈ですし。それはミシェル先輩が1番知ってるでしょう?』
『ちっ、しょうがないか。分かったよ。じゃあお前はアクセルと話を詰めておけ。俺はアルトや他の連中を説得してくる』
『分かりました。お願いしますね』

 ……何やら俺を置いていきながら話が進んでいるように思えるんだが。

「で、結局何の話だ?」
『あ、ごめんねアクセル君。ほら、僕達がシェリルのライブでEX-ギアを使って飛ぶバイトをするって話はしてたでしょ? それで僕達とチームを組んでいた先輩の1人が怪我をしてしまったんだ』
「おい、それってまさか……」

 猛烈に湧き上がってきた嫌な予感を抱きつつ尋ねる。
 そこでルカの口から出た言葉は、俺の予想通りのものだった。

『うん、そう。出来ればアクセル君にチームの一員として飛んで貰いたいんだ。軍用のEX-ギアをあっという間に使いこなせるようになったアクセル君なら、僕達にも付いてこれるだろうし』
「うーん……まぁ、確かに可能か不可能かで言えば可能なんだが……」

 ルカに言葉を返しながらシェリーに貰ったチケットへと視線を向ける。
 必ず俺にも見に来いと言って渡したチケットなんだから、貰った者の義務としてさすがにそれを無視するのはどうかと思う。だが、俺の機体の事で相当に色々な無理を掛けているルカの頼みも断るのはどうかと思うし……

『アクセル君、駄目かな?』
「……はぁ、分かった。分かったよ。お前達に協力すればいいんだな?」

 結局、チケットを譲って貰った恩があるとは言っても、1度会っただけのシェリーよりも幾度となく無理を聞いて貰っているルカの頼みに応える事にしたのだった。

『ありがとうございます! えっと、じゃあ今からこっちに来れますか? 美星学園の場所は知ってますよね?』
「ああ、問題無い」

 グリフィスパークの丘の近くにあるというのはギリアムに聞いて知っているし、実際にこの目でも見ている。特に問題は無いだろう。

『じゃあ、皆に紹介するので
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