マクロスF
0685話
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って訳でもない。以前聴いたシェリルの歌はそれなりに凄かったと思っているし。まぁ、聴きに行く程度は問題無いだろ。と言う訳で、ライブの日は俺に休暇をよろしく頼む」
そんな俺の言葉に、小さく溜息を吐くオズマ。
「分かった分かった。アクセルがいなきゃこのチケットは入手出来なかったんだから、それに免じてその程度は受け入れてやるよ。……ただし」
そこで言葉を切り、ギロリと俺を睨みつける。
「このチケット番号を見る限りでは、2枚は連番だ。つまり、お前とランカは隣同士って事になる訳だが……ランカに手を出してみろ。お前に反応弾を撃ち込むぞ」
「了解だ。俺からそう手を出すような真似はしないから、安心しろ」
「隊長、そこまで言わなくても……ランカちゃんがアクセルに興味を持つとは限らないんですから」
オズマに睨みつけられている俺を可哀想に思ったのか、ギリアムがそう取りなしてくる。
「お前は、こいつがどれだけ女にだらしないのか知らないからそんな事が言えるんだよ」
「は? アクセルが女にだらしない、ですか? 俺が見たところ、女の影とかはありませんけど」
「それは! ……あー、そうだな、まぁ、俺の勘みたいなものだと思ってくれ」
さすがに俺に関しての情報を漏らす訳にはいかないと理解したのだろう。言葉を詰まらせるオズマに向け、安心させるように肩へと手を伸ばし掛け……
丁度その瞬間に俺の携帯が震えて着信を知らせてくる。
そこに映し出されているのは、ルカの名前だ。
「ルカ? 確か今日は美星学園で学生をしている筈だが」
何かVF-25Sの事で連絡事項でもあったのか? そんな風に思いながら携帯に出る。
「どうした?」
『あ、良かった出た。えっと、アクセル君にちょっと聞きたいんだけど、アクセル君ってEX-ギア……S.M.Sで使ってる奴じゃなくて民間に下ろされている方のEX-ギアを使った事ある?』
「いや、俺が使ってるのはS.M.Sで使われている軍事用の物だけだが?」
『あー……やっぱり。でも、その2つに殆ど違いが無いのは知ってるよね?』
「まぁ、それはな」
民間用に販売されているEX-ギアでも、基本的な性能は変わらない。軍事用の物との違いは武装や生存性に関する部分、あるいは戦闘に最適化されているかどうかといったところか。ああ、部品の精密度も違いがあるんだったか? とにかく、戦闘以外で普通に使う分には軍事用も民間用もそう大差が無いのは事実だ。
寧ろ、民間用のEX-ギアでもVF-25を操縦出来ると聞かされて驚いたけどな。
『それで、実はちょっとお願いがあるんですが』
「お願い? まぁ、ルカにはVF-25Sの件で色々と世話になっているから、俺に出来る事があるなら聞いてもいいが」
『本当!? ミ
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