33話
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はかなり高性能な人工知能AIなのだな。」
「そうですね、ジェイルも同じ物を作れと言われても難しいと言っていましたから。」
「なるほど、もしも量産が可能なら軍にも分けて貰いたいと思ったのだが。しかし、通信したら画面に映りそうな位置だな。」
「ジェイルは自分の作品に誇りを持っています。そして、そんな中でもシナプスは傑作の1つです。とても大事にしています。そのために、見えない様に覆ってしまうなどは考えたくもないそうですよ。」
「それは、何とも言えないな。」
「あとそれとねぇ〜。カイは自分と周りとの違いを正しく認識しているから自分に対しての常識と周りに対する常識を使いわっけてるんだけど、最近は慣れちゃってね。自分に対する常識を出す事が多くなってきたんだよ。まぁ、外ではやらないように気を付けてるみたいだけど。」
そう言って、ロイドは私の方を見てきます。
「そうですね、確かにそういう傾向はありますね。はっきり言ってここは問題児ばかりですよ。」
「そ、そうか、それよりもコクチョウのスペックを確認したい。資料は無いだろうか。」
オノデラ大尉が言われたので、セシルさんが大量の資料を持って来ます。
「このコクチョウはセシルさんがメインに製造されましたが、ジェイルとロイドも持てる技術を結集して造られています。そのために、全体全てを把握しているのはシナプスだけです。資料だけでわからないところはシナプスに聞いてください。」
そして、資料を見たオノデラ大尉は呆然としていました。
「こんなにあるのか?ハガネよりも多いぞ。」
「コクチョウは試作で建造された戦艦であり、3人が試したいものをこれでもかと詰め込みました。そのために、ハガネより小型ですがハガネの様に完成していない分まとめ切れていないいんですよ。」
「なるほど、すまないがここで一晩過ごす事になるだろう。部屋の案内などは明日にしてもらえないか。」
「それは、構いませんが一晩で終わりますか?」
「終わらせてみせる!この船を預かった以上、どうしても必要な事だ。」
「わかりました。夕食もこちらにお持ちしましょう。食事を用意してきます。」
「あ、それなら、私が用意してきます。新作のおにぎりを考えたの。とてもおいしかったから是非にごちそうしたいわ。」
「い、いえ、セシルさんはオノデラ大尉に着いていてあげてください。セシルさんがシナプスを除けば一番コクチョウの事を理解しているのですから。」
そう言って、ロイドを伴ってブリッジより離れます。
「どうして止めたんだい。セシル君の料理の洗礼はこの船に乗っている以上、いつかは受ける事なのに早い方がいいんじゃない。」
「来て早々にあれを食べて貰うのは避けたかったんですよ。明日は止めません。」
「なるほど、明日はざ〜んねんで
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