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I want BRAVERY
11話 覚醒当日
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いってのに!」

「いくぞ!彩!!」

「一体何だって言うんだ!」

 さっきまでここらへんをウロチョロしていたはず。
 何故今になって寮へと向かったのか。

 理由は全くわからない。

 寮にいるペルソナ使いに気づいたか、いやそれならこんな近くにいる俺たちに気づかないはずがない。

 となると、俺たちの存在に気づいていながらも、それを無視していた。
 俺たちから行けば応戦したが、それ以外は主人公を探していた。

 いや、そんなはずはない。
 大型シャドウが主人公を狙っていったとでもいうのだろうか。

 原作とあまりに違う展開。

 自分で蒔いた種ではあるが、予想外すぎる。

(こんなことなら一回戦っとけばよかった!)

 内心でそう思いながら、俺は寮へと走る。

「うぉぉぉぉ!!!」

(くそ・・・うるせぇ)

 何故、真田先輩は叫ぶのだろうか。

 これもたぶん俺のせいなのだろう。

 真田ファンの方には申し訳ない。
 クールだが実は熱血キャラが、ただの熱血キャラになってしまった。
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