暁 〜小説投稿サイト〜
I want BRAVERY
11話 覚醒当日
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
い』

「?」

 ピタリと足を止める俺。

「ん?どうした?ここらへんに強いやつがいるのか?」

『え?』

「どうしたんだ?」

「おい、彩。聞いてるのか?ここらへんに・・・おぉ!4体いるぞ!」

???シュッ!シュッ!

???ドン!ドン!

 後ろからシャドウが吹き飛ぶ音が聞こえるが、無視。

『あ、私の範囲から出ちゃった』

「どっちに向かって行ったんだ?」

『えっと・・・彩君からして6時の方向』

「・・・真後ろ?」

『うん』

 嫌な予感がする。

???シュッ!ス、パァン!

???ダァァン!ダァァン!

 シャドウが破裂する音が聞こえる。

「先輩、俺たちの場所わかる?」

『うん。わかるよ』

「ここ何処?」

『寮から北に2kmのとこ』

「・・・シャドウって寮に向かった?」

『え?・・・あ、言われてみればそうなるかな?』

 今回の先輩には、だいぶ内容はボカしてあるが、一応この計画は話してある。

 今回の目的は、主人公に大型を当てないこと、だ。
 前は、主人公が覚醒しなくなるかもしれないと思っていたが、桐条先輩に聞いたところ。

「しばらくは様子を見て、なんともないようであれば、4月の下旬から彼女にもタルタロス攻略に参加してもらう」

 言われてみれば、主人公を無理矢理覚醒させる必要なんてなかった。
 というより、そっちの方が目覚めるまでに時間がかかってしまい、無駄が多い。

 というわけで、今回は真面目モードでお願いしますと先輩に頼んでおいたので、先輩も普段とは違う。

「彩!!次行くぞ!次ぃぃぃ!!ここらへんは数が少ない!少なすぎる!」

 既に50は倒したはずなのだが。
 まぁ、すべて雑魚だが。

「先輩、ちょっと寮の様子見ておいてください」

『わかった』

「真田先輩。今日は戻りましょう。あんまり街中は効率がよくないみたいですし」

「何ぃぃぃ!?俺は今、不完全燃焼だぁぁ!!」

(うぜぇ、うぜぇ)

「あんまり離れすぎてもあれですし、とりあえず寮の方へ向かいましょう」

「でもだな!」

「こんな街中で影時間終わったら、俺たちいきなり現われたみたいになっちゃいますよ?」

「・・・ぬぅ」

「帰り道に大物が出ることを祈っといてください」

「そうだな!きっと大物が出るにちがいない!」

『彩君!ヤバイ!』

 真田先輩にも聞こえる音量で通信が入った。

「どうした!?」

「ん?暗超か?何があったんだ?」

『寮に大型シャドウが!』

「おぉぉぉ!!帰り道に大物がいるじゃないか!!」

「くそっ!今、寮には主力がいな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ