11話 覚醒当日
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い』
「?」
ピタリと足を止める俺。
「ん?どうした?ここらへんに強いやつがいるのか?」
『え?』
「どうしたんだ?」
「おい、彩。聞いてるのか?ここらへんに・・・おぉ!4体いるぞ!」
???シュッ!シュッ!
???ドン!ドン!
後ろからシャドウが吹き飛ぶ音が聞こえるが、無視。
『あ、私の範囲から出ちゃった』
「どっちに向かって行ったんだ?」
『えっと・・・彩君からして6時の方向』
「・・・真後ろ?」
『うん』
嫌な予感がする。
???シュッ!ス、パァン!
???ダァァン!ダァァン!
シャドウが破裂する音が聞こえる。
「先輩、俺たちの場所わかる?」
『うん。わかるよ』
「ここ何処?」
『寮から北に2kmのとこ』
「・・・シャドウって寮に向かった?」
『え?・・・あ、言われてみればそうなるかな?』
今回の先輩には、だいぶ内容はボカしてあるが、一応この計画は話してある。
今回の目的は、主人公に大型を当てないこと、だ。
前は、主人公が覚醒しなくなるかもしれないと思っていたが、桐条先輩に聞いたところ。
「しばらくは様子を見て、なんともないようであれば、4月の下旬から彼女にもタルタロス攻略に参加してもらう」
言われてみれば、主人公を無理矢理覚醒させる必要なんてなかった。
というより、そっちの方が目覚めるまでに時間がかかってしまい、無駄が多い。
というわけで、今回は真面目モードでお願いしますと先輩に頼んでおいたので、先輩も普段とは違う。
「彩!!次行くぞ!次ぃぃぃ!!ここらへんは数が少ない!少なすぎる!」
既に50は倒したはずなのだが。
まぁ、すべて雑魚だが。
「先輩、ちょっと寮の様子見ておいてください」
『わかった』
「真田先輩。今日は戻りましょう。あんまり街中は効率がよくないみたいですし」
「何ぃぃぃ!?俺は今、不完全燃焼だぁぁ!!」
(うぜぇ、うぜぇ)
「あんまり離れすぎてもあれですし、とりあえず寮の方へ向かいましょう」
「でもだな!」
「こんな街中で影時間終わったら、俺たちいきなり現われたみたいになっちゃいますよ?」
「・・・ぬぅ」
「帰り道に大物が出ることを祈っといてください」
「そうだな!きっと大物が出るにちがいない!」
『彩君!ヤバイ!』
真田先輩にも聞こえる音量で通信が入った。
「どうした!?」
「ん?暗超か?何があったんだ?」
『寮に大型シャドウが!』
「おぉぉぉ!!帰り道に大物がいるじゃないか!!」
「くそっ!今、寮には主力がいな
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