暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
028 ≪竜の羽衣≫のあれそれとカレとカノジョの関係
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

SIDE 平賀 才人

「本当に零戦は要らなかったの? ……睡眠入ったよ」

「ああ。ぶっちゃけ、使い道が判らなかったし。……おk、把握。直ぐにタルG置く」

宝探しから学院に戻って来た日の夜。ユーノが部屋に訪ねて来た。ユーノと──ユーノは二人きりなので前世の口調で、地球で買った携帯用ゲーム──PSPっぽいモノでユーノと協力プレイをしながら四方山話をしていると、いきなりユーノが思い出した様に訊いてきた。

ユーノの言う通り、俺は零戦を貰わなかった。あの時の事を思い出す。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「……纏めると、サイトの母親は東方──ロバ・アル・カリイエ出身で、サイトがこれ──零戦を知っているのはサイトの母親が持っていた書物にこれ≠ェ載っていたからなのね?」

「Exactly(その通りにございます).」

俺はとりあえず、ルイズが纏めた様に嘘と真実を交えつつ皆──ユーノを除く皆を丸め込んだ。

「で、この≪竜の羽衣≫はロバ・アル・カリイエの乗り物で、そこの学院のメイドちゃんが言っていた通り、これを使えば空を飛ぶ事が出来ると?」

「燃料さえ有れば──とは注釈は付くけどな。状態が良いからガソリン≠ウえ有れば直ぐに飛べるよ」

「………俄には信じられない」

ルイズの纏めにキュルケはいつぞやの様に捕捉し、タバサが零戦へと胡乱気な──されど興味有り気な視線を向ける。

「そのガソリン≠チて?」

空気になり掛けて、セリフの少なかった──セリフが無かったモンモランシーが、何かの琴線に触れたのか訊ねてくる。

「ガソリン…まぁ、とりあえずはこれ≠飛ばすエサの様な物だと思っておいてくれ──あ、そういえばこの前にコルベール先生が授業で言っていたな」

「あ、確か…油と火で動力を得る機関でしたっけ?」

「ああ。零戦はあれ≠フ延長線上にあるモノだ」

そう考えるとコルベール先生の奇妙なあれ≠ヘ、魔法が絶対視されていて、科学技術の進歩が芳しくないこのハルケギニアでは、かなりのオーバーテクノロジーだと云える。

閑話休題。

「≪竜の羽衣≫。在ったには在ったけど、流石になぁ……」

「それもそうよね……」

俺とキュルケは落胆する。この村の大切な物なら頂戴する訳にはいかない。……“魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)”が有れば、移動の足≠ノは困らないし、使い道も無いし場所をとる──否、倉庫≠ノ入れればの無問題(モーマンタイ)だが、零戦とはお別れする事になった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

『『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーッッッ!!!』』


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ