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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第59話 思いもよらぬ大騒動
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……気まずい。そこはかとなく気まずい。
イリナたちが俺達の元を離れて約一週間。俺達は以前の日常に戻っていた。堕天使が領内で不穏な計画を図ることも、悪魔貴族が厄介事を持ち込むことも、堕天使幹部が来襲し、それを追って教会の追手がやってくることもなく、実に平穏な日常が過ぎ去っていった。
そして今日、いつも通り剣道部が終わった後、火織と共に部室に来たらこれである。もうなんというか、どうしていいのか分からない。
大抵の場合飄々としている火織も若干笑顔が引き攣ってるし、この中で一番マイペースな黒歌姉や白音ちゃんも、今は窓辺でひなたぼっこをせずにちゃんとソファーに座っている。さらに
「お願いソーナ! すぐにオカ研の部室に来て頂戴! もう私にはどうすればいいのか分からないの!」
という部長の悲鳴のような連絡を受けて
「どうしましたリアス!? 一体何……が…………」
と、生徒会のメンバーを引き連れ慌ててやって来た会長も部室の状況を見るや、困惑した表情の後気まずげに俺たちから視線を逸らせた。
さて、そろそろなんで部室内がこんなに気まずい空気に包まれてしまっているのか説明しようか。っていうか気まずい原因は部長と会長の対面に座っている
「「………………」」
イリナとゼノヴィアの所為なんだけどな。
さあ、これでなんで俺達がこんなに気まずくなってしまっているのか察して貰えたであろうか? だってさ、もう二度と会えないかもしれない、会えても今度は殺し合わなければならないかもしれない、でもそれでもまた必ず皆笑顔で会おうって涙ながらに約束して別れたのがつい先週だぞ!? 俺だってそう思って、俺の我が儘通すために一日でも早く昇格しようって一層気合入れて修行始めたってのに、なんかそれ全部台無しにする形でこうして再会しちまってるんだぞ!? しかも間はたったの一週間! もうホント、何がどうしてこうなった!?
「とりあえず……もう一度説明してもらえるかしら?」
と部長がため息混じりに言った。部長はもう先に2人に事情を軽くだけど聞いていたらしい。さて、一体どんな理由が飛び出すものやら。
「その、だな……教会本部に戻ったあと、打ち合わせ通りなんとか我々だけでエクスカリバーを破壊しつつも核は回収、さらに途中で乱入してきた堕天使側の白龍皇がコカビエルを倒して連れ去ったと報告したんだ」
「一応それで上は納得してくれて任務は成功という形で終わったんだけど……次の日に私達天界に招集されて……」
『『『っ!?』』』
天界!? いやあるのは知ってたけど人間が行けるもんなのか!?
「そこで私達はミカエル様に引き
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