暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0684話
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ィザードを食らっていた。

「夜になれば夜景でもっといい景色だったんだが」
「あら? 誰かと夜にここに来た事があるの? 随分とませてるわね」
「いや、同僚に聞いただけだ。夜にここに来たのは俺もないな。それよりもさっきから散々人の事を気にしているが、シェリーの方はどうなんだ?」
「どうって? 何が?」

 ポカン、とした表情を浮かべるシェリー。どうやら本気で俺が何を言っているのか分かっていないらしい。

「お前の恋愛関係だよ。人の話ばかり聞いてないで、そっちの話もしてみたらどうだ?」
「あ、あたし!? そんなのある訳ないじゃない!」

 何故か慌てたようにそう叫ぶが……もしかして、男に興味がないタイプだったか? あるいは単純に同性愛者か?
 するとシェリーはその視線で俺が何を考えているのか悟ったのだろう。再びどこか慌てたように言葉を取り繕う。……これはもしかしてビンゴだったか?

「そ、そんな事を言うんならこれをあげないわよ!?」

 そう言い、何故か胸の谷間からライブチケット2枚を取り出すシェリー。
 ……確かに大きいが、別にそこに隠さなくても……

「はぁ、とにかく今日は楽しかったわ。約束だし、これはあげる。はい」
「ああ、助かった」
「いい? あたしがチケットをあげたんだから絶対にライブに来なさいよ!」
「いや、このチケットは俺が使うんじゃなくて……」
「アクセルが頼まれたのは1枚だけでしょ。2枚あるんだから、あんたも絶対に来る事! いいわね! でないと……」

 そう言い、再び胸の谷間へとチケットを戻そうとするシェリーに降参だとばかりに両手を上げる。

「分かったよ。俺も行く。それでいいんだな?」
「そうよ。分かればいいの」

 得意げな笑みを浮かべ、チケット2枚を俺へと手渡すシェリーだった。
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